政治
ジャーナリストの田原総一朗氏は森友学園の問題について、「謎が多い」という。 * * * 幼稚園の園児たちに、毎朝「教育勅語」を唱えさせ、運動会の選手宣誓で「安倍首相、頑張れ」「安保法制国会通過良かったです」などと言わせている。この国に、こんな…
急転直下の展開だった。森友学園の籠池泰典理事長が3月10日、小学校の設置認可申請を取り下げ、理事長も辞任すると表明したのだ。 前日の籠池理事長は、「教育勅語のどこが悪い」と報道陣にまくし立てるなど雄弁だった。その生中継を見た自民党本部では「何…
2月24日の金曜日から始まる「プレミアムフライデー」を前に、各社の取り組みが本格化している。 プレミアムフライデーとは、原則月末の金曜日は午後3時ごろまでに退社時間を繰り上げ、買い物や観光などの時間を創出しようというもの。主目的は消費喚起で、働…
元衆院議員でタレントの東国原英夫が18日放送のカンテレのバラエティー「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に出演し、豊洲市場移転問題に関する会見が先延ばしとなっている石原慎太郎元東京都知事について「こういう人間なんですよ!」「この人は前言を…
先月のこの欄で、今年は世界中が波乱の年になりそうだと述べた。併せて、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」(米国第一)についても述べた。その予想にたがわず、出発早々のトランプ政権は毎日のように、世界を震憾させるような政策を次々と打ち出してい…
長時間労働を是正しようと、はるやまホールディングス(HD、岡山市北区表町)は、定時に退社する社員に「ノー残業手当」を支給する新制度を4月から導入する。社員の健康に配慮するとともに、業務の効率化を促すのが狙い。 スーツ販売の子会社・はるやま商事…
日本経済新聞社が3日時点でまとめた次期衆院選の立候補予定者は、小選挙区と比例代表をあわせ938人だった。憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上の議席を占める与党は、安定した政権運営に必要な議席を確保したい考え。民進、共産、自由、社民の野党4党…
今日は大みそかだ。 早いもので1年があっと言う間に終わりそうである。 色んな事があった。 でも決して生活が豊かになった訳では無い。 どうしてなのだろうか。 皆自分の事しか考えないからではないだろうかと思える。 何をやるにしても他人の事には構わず…
今年の日本は他の先進国の政治のような驚きに見舞われることもなく、ほとんど唯一安定した政権の先進国という評価まで頂戴した。確かに他の先進国とのこの違いはどこから来るのかという疑問があってもおかしくない。ただし、アベノミクスが大成功したからと…
24日、前大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、自身のTwitter上で、民進党代表・蓮舫氏からの批判に反論した。 日本維新の会の法律政策顧問を務めている橋下氏は同日、安倍晋三首相と会談した。会談後、安倍氏は記者団に「お互いに今年いろいろあった。来年もとも…
日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)が東京進出に本腰を入れ始めた。維新は18日、東京都内で初開催となる「維新塾特別セミナー」を開き、来年夏の都議選で2桁台の当選者を目指す方針を示した。都議選をにらんで、小池百合子都知事も政治塾を立ち上…
大阪府知事、大阪市長として、大阪最大の政治勢力を強烈な個性で引っ張った橋下徹氏(47)が政界を去って18日で1年になる。対立する相手を敵に見立てて突破する「橋下劇場」は常に注目を集めつつも賛否は割れた。大阪の人々は橋下氏がいなくなった府政…
都議会公明党が連立を組んでいた自民党に対し、「信義が完全に崩れた」として、都議会での連立を解消すると宣言しました。 「今まで自公という連立で一貫してやってきたが、ここまで公明党との信義が崩れたと検討会でも名指しで言われましたし。自民党との信…
公的年金の支給額を賃金に合わせて下げる新しいルールを盛り込んだ年金制度改革法が、14日の参院本会議で自民党や公明党などの賛成多数で成立した。新ルールは、物価が上がった場合でも現役世代の賃金が下がれば年金の支給額を減らす仕組みで、2021年…
豊洲市場混乱の“元凶”石原慎太郎元都知事(84)が8日、久々に人前に姿を現した。東京・永田町の憲政記念館で行われた亀井静香衆院議員(80)が主催するセミナー「日本をどうする!」に、ゲストスピーカーとして登壇。意外なほど元気に暴言を吐いていた…
とことん、大人げない対応だ。世論の6割近くがカジノ解禁に反対する中、自民党が「カジノ解禁法案(IR推進法案)」の説明ビラを作成。支援者らに配布しているが、中身は子供じみている。ご覧の通り〈民進党を含む与野党の垣根をこえた議員によって、3年…
籾井勝人NHK会長(73)の退任が決まった。 2014年1月の就任以降、受信料徴収率の改善や国際放送の充実などで一定の成果を挙げたと自負し、本人は続投に意欲的だった。しかし、この3年間、物議を醸す言動が多く混乱も招き、任命権を持つ経営委員会(委員長・…
安倍晋三首相が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトラン…
自分が所有する建物に政治団体の事務所を置き、政治資金から支払う家賃を自身で受け取っている――。そんな国会議員が12人いたことが、4日までに公表された政治資金収支報告書などから明らかになった。支払先を家族としている議員も、別に12人いた。税金…
【ウィーン時事】石油輸出国機構(OPEC)は30日、ウィーンの本部で総会を開き、低迷する原油価格の押し上げに向け原油の減産を協議した。 加盟国の減産規模をめぐり対立していたが、OPECの盟主サウジアラビアが決裂回避のため最終局面で譲歩し、日量120万バ…
平成27年分の政治資金収支報告書で自民党の8派閥の収入を比べると、最大派閥の細田派「清和政策研究会」が2億5073万円で首位だった。2位は岸田派「宏池政策研究会」で1億9416万円、二階派「志帥会」は1億8402万円の3位だった。トップ3…
厚生労働省が来年度から実施する医療や介護の負担増の大枠が固まった。現役世代並みの収入がある70歳以上の人は医療費の自己負担上限が上がり、新しく75歳になる人は保険料の軽減特例がなくなる。大企業の会社員らは介護保険料の負担が増える。さらに対…
東京湾に浮かぶゴミ山を、皇居に匹敵する広さ88ヘクタールの美しい森に生まれ変わらせる。話題の東京五輪ボート・カヌー会場にその名を冠する「海の森」プロジェクトは、失敗に終わった2016年五輪招致活動の残滓だ。 06年5月に慎太郎から東京五輪デ…
永田町では「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という雰囲気なのかもしれない。国会議員の政治資金パーティーを巡る白紙領収書問題である。発覚から1カ月余りたったが、あえて問いたい。裏金作りなどに悪用される懸念があるのに、なぜはっきりと法律で禁止しない…
2020年の東京五輪の整備費を巡り、「長沼」か「海の森」かの選択でモメているボート・カヌー会場の見直し問題。どうやら後者は“利権の森”でもあるようだ。 現行計画の「水上競技場」は、そもそも隣接する「海の森公園」の整備ありきのプロジェクト。東京…
東京都の小池百合子知事と、日本維新の会前代表の橋下徹前大阪市長が「改革断行」「既得権打破」でタッグを組む可能性が出てきた。小池氏が新党の布石とみられる政治塾「希望の塾」の講師を橋下氏に要請したのだ。小池新党に弾みがつき、豊洲新市場問題をめ…
橋下徹前大阪市長が3日、10月30日以来4日ぶりにツイッターに投稿、引き続き豊洲新市場の問題について、高い関心を示した。 1日に小池百合子都知事が会見で説明した、第2回検証報告について「重大な欠陥」とした上で、石原慎太郎元知事への追及の手ぬ…
ケンカを売っているのも同然だ――と、小池知事の周辺が、石原慎太郎元都知事にカンカンになっている。慎太郎氏が17日の産経新聞の1面に「日本よ、そして東京よ!」というタイトルで小池知事を小バカにするコラムを書いているからだ。 〈築地の市場の移転先…
「盛り土」で汚染を食い止めるはずだった豊洲新市場の地下が、一転して水浸しの空間に化けたのは「日建設計」が作った技術提案書が決め手だった。移転計画の当初から東京都に食い込み、「鹿島」や「大成」の大手ゼネコンもひれ伏すほどの「パワー」とは――。 …
石原家の凋落ぶりは顕著で、「永田町では終わった人」(自民党議員)扱いだ。 「慎太郎の政治家としての凋落の要因は親ばかですよ。新銀行東京で多額の負債を都民に押し付けたこと。当時の副知事は『やめたほうがいい』と説得したが、慎太郎は『伸晃のアイデ…