橋下徹前大阪市長がようやく豊洲新市場の問題にtweet石原慎太郎元知事を見限る?

 橋下徹大阪市長が3日、10月30日以来4日ぶりにツイッターに投稿、引き続き豊洲新市場の問題について、高い関心を示した。
 1日に小池百合子都知事が会見で説明した、第2回検証報告について「重大な欠陥」とした上で、石原慎太郎元知事への追及の手ぬるさを指摘した。
 「平成21年2月6日の石原元知事の決裁をもって敷地全体に盛土をする方針が都庁の方針になったと認定。そうであればその後、地下空間を認める石原元知事の決裁はなかったのか。あれだけの巨大工事なので、地下空間を設ける設計・契約には知事の決裁があるはず」と、石原元知事の責任問題について言及した。
 さらに「その後石原元知事がその方針を変えるような決裁はなかったのか。この点を厳密に調査した結果を報告書に記載すべき。この視点の記述が完全に抜けている」と、さらなる追及を求めた。
 2日には、小池知事が設立した政治塾「希望の塾」の講師に意欲的と報じられたが、この件には触れなかった。
 
 
これ『橋下氏「決済があるはず」石原元知事への追及求める』と題した日刊スポーツ 11/3() 23:02の配信記事である。
 
 
遅かりし橋下徹と言える。と言うより悩んだ末のtweetだろう。彼の性格、原則主義者としては当たり前の発言だ。いくら石原元知事を尊敬してても、理屈に合ってなかったからである。私は必ずこう言うとは思っていたが、彼のある一面の情の深さを考えれば深考時期の期間の長さだけが解からなかった。がいつまでも沈黙すれば彼自身を否定することになるからであり、今後の戦略にも影響する。そこのところを秤にかけた結果だと私は理解する。彼は原則主義者故の苦悩の末の結論である。ここまで来れば石原慎太郎元知事を見限らなければ世論も味方に付けられないし、最終目標の国政参画にも影響するからだ。