森友学園理事長見るまでもなく政治との付き合いでは常に民間が割を食う?

急転直下の展開だった。森友学園籠池泰典理事長が310日、小学校の設置認可申請を取り下げ、理事長も辞任すると表明したのだ。
前日の籠池理事長は、「教育勅語のどこが悪い」と報道陣にまくし立てるなど雄弁だった。その生中継を見た自民党本部では「何を言い出すかわからない」と悲鳴が上がったという。だが、補助金の不正受給の疑いも浮上し、万事休すとなったようだ。舞台裏ではいったい、何が起こったのか。
10日に会見した籠池氏は、「私どもが提出した審議会に対しての資料が流出した。自治労労働組合から出たんじゃないか」 など、マスコミや大阪府への恨み節を語る一方、
「国会の方から何も口利きしていただいておりません。安倍首相、昭恵夫人から何かしていただいたことはありません」と”口利き”を否定した。
籠池氏の親族はその胸中をこう語る。
大阪府の視察、検査できちんと説明すれば、認可されると思っていたそうです。それがうまくいかず、深刻な事態になった。籠池夫妻はこれまで、親しくしていた政治家、大阪府などに『はしごを外された』『籠池つぶしで大きな力が働いている』と言い、弱音を吐いていたそうです」
共産党幹部が分析する。
「理事長を辞めないと、捜査当局が動くというメッセージを政府から受けたんだろう。支持率低下を食い止めるために必死ですからね」
しかし、不可解な国有地払い下げの「謎」は残されたままだ。大阪府私学審議会関係者が声を潜めてこう言う。
大阪府はなぜ最初から厳しく対応してこなかったのかと思う。提出した建築費の資料がデタラメだったことも報道で判明し、後手後手だった。森友が出した資料はコロコロと内容が変わっていたので怪しかった。道徳の時間が100時間を超えていたことも異常」
森友学園が運営する塚本幼稚園から今春、新小学校に進学予定だった子供の保護者はこうため息をつく。
「まさかとやはりと半々です。国政問題化していましたから……」
一方、同園をやめた園児の保護者はこう突き放した。「被害者は子供たち。昭恵さんが来園した時も、理事長は俺が呼んでやったみたいな傲慢な態度だった。自業自得。国有地の疑惑は徹底調査してほしい」
だが、自民党国対幹部がこう語る。
「籠池氏を国会に呼ぶ必要はない。籠池氏の話は元々、大阪維新が持ってきたものだろ? 橋下(徹)大阪府知事時代に籠池氏から陳情されて、その後、私立小学校の開設条件を緩和したんだし、大阪府が認可適当としなければ近畿財務局、大阪航空局も協力しなかった。大阪府議会で百条委員会でも開いて、籠池氏を証人に呼ぶのがスジだろう」
対する維新の松井一郎府知事の言い分はこうだ。
「籠池理事長は国に対しての補助金詐欺の疑いもある。国会に呼ぶべきだ」
自民と維新が対応を押し付け合う格好だ。
激安だった国有地払い下げの経緯を見ていくと、不可解な点が見えてくる。大阪府私学審議会が、森友学園の小学校を「認可適当」と答申したのは20151月で、土地の有償貸付契約を結んだのは同年5月。ところがそれより前の1410月に、森友学園は土地のボーリング調査を行っているのだ。当時、まだ国有地だった時代である。
「なぜまだ貸してもいない段階の国有地をボーリング調査させたのか。当初から認可が下りることを前提に話が進んでいたとしか思えない。大阪府、政権中枢があうんの呼吸で動いたのではないか」(野党議員)(本誌・小泉耕平、村上新太郎/今西憲之)※週刊朝日 2017324日より抜粋
 
 
これ「森友学園疑惑 大きな力で封印された“籠池砲”」と題した朝日新聞出版のニュース・情報サイトdot(どっと)3月11日1028の記事である。
 
 
我々民間が割を食う良い例があるので紹介しよう。
今ネット大流行りだ。しかももう電話通信では無く大量のデータを数倍も早く確実に送る光通信だ! 一昔前ADSLの時代にこの光通信ケーブルの工事が各所で行われていた時に、笑い話みたいな事が起こった。
実はこの時に私は会社でネットでオークションに興じていた。これだと思っていた商品を数人の誰かと張り合っていた矢先、とれると思って入れた金額が表示されるかと思った瞬間に、そのオークション画面がプツリと消えてしまった。あれっ!どうしたのだとリターンキーを押してみたが何の反応も無い。せっかく狙ってた商品、ほぼ手中にと思ってたのに。頭に来てプロバイダに連絡したら、むこうも粟食っている状況だったが、何が起きたのか全然わからないとの事、後で連絡するの一点張りでラチが明かなかった。夕方原因が特定した。ある所で光通信ケーブルが切断されたとの事。私はプロバイダにこの始末どうしてくれると掛け合ったがどうにもならず諦めるしかなかった。ところが後日、その詳細原因が判明した。笑うしかなかった。
後日の我々業界会館での会合時に、この問題がまことしやかに囁かれていた。それを聞くに、我々の同業者が国土交通省から委託されて権利譲位で県の光通信ケーブルの工事でその通信ケーブルを切断してしまったからだと言う。しかもご丁寧に、関係部署との現場立会い協議でもそのケーブル生きている(稼働してる)か死んでいる(稼働していない)の判断が県の工事担当官が死んでいるから邪魔だから切ってしまえと言ったとか、それで業者側も何の躊躇も無く、ご丁寧に直径10cm近くもあるケーブルを木を切るチェンソーで一気に切ってしまったのだと言う。正にその時私がPCで金額を入力した時だった。ところがである。後日談があるのである。責任は当然発注者側の県にあるのは当然だが、どう言う訳か、そのことは業者が勝手にやって、知らずに切断してしまった事にされ、NTTからは何億円もの損害賠償金が業者に請求された。当然に業者は困るし破産ものである。結果NTTには業者の受注工事での保険金で数千万円で和解したが、その業者今はもう居ない。
これなんぞまさに役人の食い逃げに等しい。いつの世もこの森友学園の籠池理事長と同じで、役所のシッポ切りなのである。