政権
賃金構造基本統計の不正問題で、厚生労働省は9日、ルールに反し郵送調査を実施していたなどとして、当時の統計部門のトップだった大西康之・元政策統括官=独立行政法人に出向中=を厳重注意に、中原慎一・賃金福祉統計室長を訓告とするなど、退職者を含む歴…
老後の資産形成を促した金融庁金融審議会の報告書が各方面から批判され炎上、参院選への影響を警戒する政府と与党からトカゲの尻尾切りのように突き放され、実質撤回に追い込まれた。報告書が配慮を欠く表現で不安をあおった点は否めないが、年金頼みの限界…
第2次安倍政権誕生後、「官房機密費」は総額で約74億円。その約90%を占めるのは、「政策推進費」という “掴み金”。菅義偉官房長官の胸三寸で使われている、政府の「ブラックボックス」を、開けてみよう--。 「菅義偉官房長官の前任者は、野田内閣の藤村修…
与野党の参院幹事長は22日、国会内で会談し、参院の定数増に伴う歳費削減を巡り協議した。自民、公明両党は国民民主党が歳費の自主返納を提案したことを踏まえ、歳費法改正案の付則に1人当たり月7万7千円を目安に国庫へ返納できるよう明記する案を示した。与…
新紙幣の発行を受け、一部のエコノミストから1兆6千億円前後のGDP押し上げ効果があるとの試算が提示されました。これはまったくのナンセンスです。(『マンさんの経済あらかると』斎藤満) 本来は「偽造対策」のはずの新紙幣発行、それがなぜ今なのか? GDP…
次の日銀金融政策決定会合まで約2週間となった。海外経済の減速を背景に国内景気が微妙な局面にさしかかる中、公表される経済・物価情勢の展望(展望リポート)の中身に関心が集まるが、もうひとつ注目したい点がある。前回3月の決定会合後に起きた日銀の情…
熊本地震の発生から14日で3年となる。仮設住宅などの仮住まいで暮らす人はピーク時の4割を切ったが、いまなお約1万6500人(約7300世帯)いる。うち熊本県内では65歳以上のみの世帯が34%を占める。県は今年度中の仮設住宅解消をめざしてい…
■円高要因だらけ 新元号に浮かれていた4月1日、日銀が発表した3月の短観は散々だった。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、第2次安倍政権が発足して以降、最大の悪化となった。企業は先行きに不安を抱き始めているが、想定為替レートは…
塚田一郎国土交通副大臣(自民参院議員)は1日夜、北九州市内の集会で、同市と山口県下関市を新たに結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)を巡り、本年度から事業化に向け国直轄調査に移行する決定をしたことについて「総理とか副総理が言えないので、私が忖…
政府が「平成」に代わる新元号の候補案として1日の「元号に関する懇談会」などに提示した六つの原案に、新元号に決定した「令和(れいわ)」のほか、「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」の5…
安倍1強時代を象徴するような新元号「安和」(あんな)は否決され、日本古典の引用で「令和」になった。 そもそも元号は古来より中国古典の引用が主であったが、中国嫌いの安倍首相に気配りし、元号選定会議が忖度した結果か?
先ほど11:40過ぎに菅官房長官から新元号「令和」が発表された。 拠典は万葉集との事だが、私には「令」の字が改憲に突き進む安倍政権を象徴してるようで嫌いである。だったら、反意語的に、国の永遠の平和を願い象徴する「永和」と言う元号にしなかったのか…
森友学園の国有地払い下げ問題が国会で追及され始めたのは昨年2月だった。最大の核心答弁である安倍首相の「私や妻が関わっていたら、総理も国会議員も辞める」があったのは、同17日だ。 この「辞める」発言の直後、籠池夫妻は理由を告げずにマスコミの前…
毎日新聞が16、17両日実施した世論調査で、安倍内閣の支持率は2月の前回調査から1ポイント増の39%、不支持率も同2ポイント増の41%となり、昨年12月以来4カ月連続で「不支持」が「支持」を上回った。 また「東京と地方との経済的な格差は広が…
中江元哉・元首相秘書官(現の財務省関税局長)は18日の衆院予算委員会で、毎月勤労統計の調査対象事業所の変更を巡り2015年3月に厚生労働省幹部に伝えた「問題意識」について「秘書官である私個人の考えを話した。安倍晋三首相の指示ではない」と強…
毎月勤労統計の不正が発覚したことによって、日本の賃金上昇率がかさ上げされていたことが明らかになり、国会が紛糾している。野党は「アベノミクス偽装」だと言うが、じつは問題の本質はそんなところにあるのではない。独自試算をしてみると、日本人の賃金…
立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日のNHK番組で、毎月勤労統計の不正問題を巡り、根本匠厚生労働相の罷免を要求した。「根本氏は著しく信頼性を欠いている」と述べた。立民を含む野党の幹部は、28日召集の通常国会で政府を徹底追及する姿勢を強調した。 福山…
自民党の甘利明選挙対策委員長は15日夜、BS11の番組に出演し、衆参ダブル選挙の可能性について「かなり低いとは思うが、ゼロじゃない」と述べた。甘利氏は、衆院解散の判断は「首相の専権事項だ」と指摘。その上で、「政局を安定をさせて、日本の政治…
スルガ銀行の不正融資で多くのサラリーマン大家がどん底に落ちた。彼らをシェアハウス投資に駆り立てたものとは何だったのか。 * * * 「スルガ銀行は謝罪しろ~」 「不正融資は無効だぁ~」 10月15日午前8時。東京・日本橋に立つスルガ銀行東京支店の前で…
自民党岸田派と細田派の幹部が12日夜、東京都内で会合を開いた。岸田派の岸田文雄政調会長、細田派の細田博之元官房長官の両派閥会長らが出席し、意見交換した。関係者によると、この日の会合は岸田派が持ちかけたという。岸田氏は、すでに次期総裁選への…
今の臨時国会で、政府がなりふり構わずに成立を急いでいる悪法が、外国人労働者の受け入れを拡大する「入管法改正案」と、自治体の水道事業に民間企業の参入を可能にする「水道法改正案」だ。どちらも国民の多数が反対しているのに、与党はロクに審議しない…
麻生太郎副総理兼財務相は23日、東京都内で開かれた自民党麻生派の河野太郎外相のパーティーで、「(河野氏が)政治家として今後伸びるのに何が欠けているかと言えば、間違いなく一般的な常識だ」と語った。財務省の一連の不祥事などで失言も多い麻生氏だ…
来年10年に予定される消費税率10%への引き上げを巡り、政府・与党内で景気対策の一環として、プレミアム商品券や現金を給付する案が浮上している。クレジットカードなどを使った買い物に限ってのポイント還元だけでは、キャッシュレス決済になじみがなか…
参院予算委員会は11日の理事懇談会で、学校法人「森友学園」への国有地売却問題について協議した。野党は3月の佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問で偽証があったとして、議院証言法違反による告発を求めてきたが、与党は「十分な根拠がない」とする見解を…
安倍総理と石破茂氏が激突した自民党総裁選。国会議員票はそれぞれ329票と73票、地方票は55%と45%を獲得したという結果は「石破さんが善戦したことは間違いありません」(政治部デスク)という評価である。その「329」の数字をめぐっては、出陣式の出席者…
安倍晋三総理が自民党総裁選で3選を果たした。石破茂氏は前評判よりも善戦したが、大差での3選という結果には変わりがない。基本的には、安倍1強の構図が続く。その影響が霞が関にどう出るかと言えば、これから3年安倍政権が続くことを想定する官僚たちは、…
滅多に個人的な感情を表に出すことのない官房長官の菅義偉が珍しくストレートに喜びを語った。 「同じ秋田県出身者として優勝できるよう心から応援したい」 全国高校野球選手権大会で秋田県立金足農業高校(秋田市)が8月20日の準決勝で決勝進出を決めた時の…
自民党総裁選への出馬を見送った岸田文雄政調会長が26日、「ぜひ私も手を挙げたいと思います」と述べ、3年後にも想定される次期総裁選への出馬への意欲を示した。 この日、岸田氏は群馬県内であった山本一太参院議員の政経セミナーにゲスト参加した。今回…
自民党総裁選が来月に迫るが、永田町に緊張感は微塵もない。でも、ホントにそれでいいの? 安倍政権がいいか悪いか以前に、この「選択肢のなさ」こそが今の日本のヤバさじゃないのか? その原因を追究する本シリーズ。 第1回は、総裁選で首相と戦う唯一の男…
岸田文雄政調会長の不出馬で勝負あったと思われた自民党総裁選。さぞかし意気消沈しているかと思えば、石破陣営からは笑顔が見えた。 国会議員票の約7割に当たる党内5派閥の支持を受け、自民党総裁選で圧倒的優位に立つ安倍晋三首相。陣営からは「もうゲーム…