毎日新聞が16、17両日実施した世論調査で、安倍内閣の支持率は2月の前回調査から1ポイント増の39%、不支持率も同2ポイント増の41%となり、昨年12月以来4カ月連続で「不支持」が「支持」を上回った。
また「東京と地方との経済的な格差は広がっていると思いますか」の問いには「広がっている」が72%、「広がっていない」は13%だった。
厚生労働省による「毎月勤労統計」の不正調査問題で、特別監察委員会が追加報告書で「うその説明をしていたが隠蔽ではない」と結論づけたことに、「納得できない」が70%にのぼり、「納得できる」はわずか13%。安倍内閣の支持層でも過半数の56%が「納得できない」と回答した。
安倍政権の御用新聞の読売や産経の世論調査とは違って毎日の場合はそれなりに採用できる数字と思われる。この数字には多少不満は残るが、順当と言えるだろう。1昨年からの「モリカケ」問題を考えればもう少し悪くても良い筈なのだが、まぁ良しとし得るが、安倍首相の常套句「真摯に丁寧に国民に説明」が1度も成された事がない事実を考えれば、公の場での嘘つき発言と言えこんな結果が逆に驚くくらい酷いと言わねばならない。権力の頂を得てから数年、安倍首相の今後は下るしかないのである。「モリカケ」問題の無責任対応から逸らすべく、必死の安倍首相、4度連続の総裁再選アドバルーンを二階幹事長に上げさせ、レームダック化を阻止すべく涙ぐましい姑息作戦、既に国民に悟られてるとも知らずの平気の平左、そのブーメランが今度の参議員選で自分に返ってくることを知ってか知らずか、未だ上から目線、例え北方2島が帰ってきても、史上に名は永久に騰がらないだろう。