「権力の味」は甘い蜜ではないと仰った安倍晋三さん だったら辞めたら良いのにと皮肉の一つも言いたくなる

首相としての権力はどんな味がするのか――。安倍晋三首相1122日、ロシアのタス通信のインタビューで聞かれて答えた。「首相とか大統領とか、権力の座に就いたものにしか味は分からない。蜜の味と期待する人がいるかもしれないが、残念ながらそんな味はしない。苦い味で、苦さはレベルを上げていく」。甘い蜜ではないらしい。
 
 
これ「権力の味 解散の苦み」と題した日本経済新聞電子版2018/12/9 2:00の報道記事だ。
 
 
とは言いつつ、実際権力を握って経験した者の役得言葉だ。
それだけ苦しかったら辞めたら良いのにと皮肉の一つも言いたくなる。
しかし考えて見ればこの安部晋三ほど運のよかった者は過去に無い。
戦後の日本政治史においては、同じ党とは言え、骨肉の争いで奪って来た権力と言う座であった。だからこそ外敵より内敵で神経をすり減らして来たその結果が、全てにおいて薄氷の歩みだった。だが安倍晋三は違う。内敵は殆ど居ず、外敵は公明党と言う劇薬を良薬に変えての怖いもの知らずだった。