プロ野球日ハム栗山監督が新人選手に“宿題”を課した事には野球監督としての質の高さを感じた!

 栗山監督が新人選手に“宿題”を課したことを明かした。
 静岡・藤枝市内で講演会に出席。11月23日に札幌市内で行った新入団発表でおすすめの1冊を各選手に贈り、そこに自分の人生の約束を書き込み「入寮時に持ってきてほしい」と指示。「自分との約束を守れる選手になってほしい」と願った。
 ドラフト1位・吉田輝星(17)=金足農=には、指名あいさつの席で愛読する渋沢栄一の「論語と算盤」の余白に手紙を書いて贈ったという。
 
 
これ「【日本ハム】栗山監督が輝星ら新人に珍宿題」と題したスポーツ報知12/1() 6:02の配信記事である。
 
 
プロ野球界は野球の虫、つまり野球しか知らない「野球だけのバカ」が多い。これは高校野球から大学に行っても、世間の常識を知らずにプロ野球界に入るからだと私は思っている。私はご多分に漏れず野球は巨人ファンだった。それはスーパースターの王貞治が居たからである。皆さんと違い、決して長嶋茂雄が居たからではなかった。私はどちらかと言えば、物事に無頓着と、それ一筋志向が嫌いだったからである。「つまり広く浅く何でも」の型で、物の本で見た、天真爛漫で、「子供と出かけて子供を忘れて来るような、また手振り足真似での相手への指導等」の長嶋型(長嶋茂雄原辰徳中畑清)が大嫌いだったからである。その点王さんは他人を気遣い、決して他人の前に出ず、他人を立てる気性が好きだったからでもある(松井秀喜も同じ)。それにテレビの野球中継は、我々田舎では巨人戦しかやって居なかった事も影響したと思う。そして王さんは私と誕生日が一緒だったから余計にファンだったのであろう。1994(H4)年のロッテの落合博満をはじめとして1995(H5)年の広島から川口和久とヤクルトから広沢克巳であり、1997(H7)年の西武の清原和博である。共に当時のエースと主力4番打者をFAで獲得するに至っては、「何じゃこれ」と考え、無性に巨人が嫌いになってしまった。
2012(H24)年日本ハムの監督に栗山英樹監督がなった時、初の国立大学(東京学芸大学)卒の選手がプロ野球監督になった事に興味を持ち、以来栗山監督のファンになり現在に至ってる。記事のテーマにあるように「野球バカ」でない栗山監督の、野球後の人生の糧を考える人柄に敬服した。人間(ひと)を育てる能力に秀でた人間に私は敬いを持ちたいと思っている。米大リーグに行ったダルビッシュ有大谷翔平それにお山の大将崩れの中田翔をそれなりにした事を見れば解るし、ドラフト1位の吉田輝星も良いところに行ったと思う。