自民党の山本一太参院議員来年夏の群馬県知事選に出馬するとの報 ついに居場所がなくなったか?

 ついに見切りをつけたか。安倍応援団が国政から知事選にクラ替えだ。
 
 自民党山本一太参院議員(60)が来年夏の群馬県知事選に出馬する意向を固めたという。
 
 5日、自身のブログで「来夏の群馬県知事選挙に立候補する!!」と宣言。来年の参院選群馬選挙区の党公認候補だったが、辞退する。
 
 かつては安倍応援歌の「チャレンジャーに捧げる詩(うた)」を作るほどの心酔ぶりで、安倍首相の最側近を自任してきた山本議員だが、昨年秋に安倍首相が大義なき解散を打った際には、「ちゃんとした説明がないまま選挙をやったら、それこそ『国民をバカにしている!』と思われてしまう」とブログで批判していた。このところ、安倍首相との関係にはすきま風が吹いていたと自民党参院議員がこう言う。
 
森友学園問題で『佐川国税庁長官(当時)を証人喚問すべきだ』と発言したり、佐川氏が頻繁に答弁に立った2017年の通常国会参院予算委員長だったのに野党を抑え込めなかったりで、不興を買ったといわれている。山本議員自身も側近アピールをしなくなったよね。本人は総理側近の威光を頼りに衆院への転出を狙っていたんだが、大本命だった群馬1区は佐田玄一郎の後継が尾身朝子に決まってしまった。群馬県は小渕家、福田家、笹川家、尾身家、中曽根家など有力者がひしめいていて、小選挙区が空きそうにない。総理の力添えも期待できず、やっと諦めがついたんでしょう」
 
 小選挙区をめぐって、山本議員は中曽根家と激しいバトルを繰り広げてきた。14年に政治資金問題で経産相を辞任した小渕優子衆院議員が年末の総選挙への出馬を危ぶまれ、群馬5区の後釜に中曽根元首相の孫、康隆氏の名前が取り沙汰された際には、「断固反対する!」とブログに連日の投稿。これに中曽根側が「非常に不愉快であり、即刻の訂正と謝罪を要求する」と応酬する異例の事態に発展した。
 
「そのしこりもあって、群馬県内の自民党は一枚岩ではない。一太さんは、知事選出馬は地元からの要請と言うが、選挙区の空きが出ないことについては県連内でも国政希望の地方議員の不満が高まっていて、参院議員を4期も務め大臣までやった一太さんがはじき出された格好です。昨年の総選挙で比例北関東ブロックに回って初当選した康隆氏も、選挙区が欲しいはずですしね。一太さんの独自世論調査では現職にダブルスコアで勝っているそうですが、現職知事も自民党系です。4期目を目指して出馬する可能性があり、保守分裂選挙になれば、一太さんの苦戦は必至です」(群馬県連関係者)
 
 党内にも県内にも居場所がなくならなければいいが……。
 
 

これ「安倍首相との関係悪化? 山本一太議員が知事選にクラ替え」と題した日刊ゲンダイ2018/12/0706:00の記事だ。

 
 
 国会議員と言う者は、誰一人日本国の将来を考えてする者居ないのが現状である。少なくとも国のためと話す言葉は立派でも全て自分のためである。  解らない訳では無い。どんなに偉い事言っても、要は立法府の一員でなければ何も実現出来ないからだ。その条件や資格を失えば、議員としての資格を失う事になるからである。だからこそ、選挙民に対しては本心と違っても、選挙用に美辞麗句を並べるしかないのだろう。この山本一太参院議員は正にその居場所がなくなってしまったから、行くところないから知事に出るとのアドバルーンであるのだろう。政界の猿飛佐助もついに安倍の後楯も得られず散るしかなくなってしまったのだろう。ある意味可哀そうであり、安倍も非情である。