内閣官房広報室審議官下村健一なる者をテレビで見て

 私は昨日の朝テレビで下村健一なる者のインタビューを聞いた。
 
 下村健一なる者と書いたのには訳がある。私は田舎なので元々TBSは映らず、ホント下村健一なる者を知らなかった。ネットで調べてみれば、TBSのキャスターであり、2000年にTBSを退社したフリー記者みたいだが、現在の菅首相の選挙を学生時代より手伝って、今では菅首相とは家族ぐるみの付き合いだそうである。その甲斐あって、かの伸子夫人のたっての希望で内閣官房広報室審議官に嘱望されたとある。そして、フリーの記者としてはかなりのやり手だったとある。
 私は昨日の朝のテレビ途中からだったから、さわりとしか言えないが、そのインタビュー聞いてて、私にはその下村健一なる者前評判とはかなり違って感じた。
 
 そのインタビューは、菅首相の「脱原発」とそれは延命のためでは?との問いに答えていた時のインタビューだった。
 彼が言うには菅首相は本当に心から脱原発に命を懸けていたような事、それは菅首相社民連の時代から言っていて、そして、東電福島原発1,2号機の廃炉も主張していたとも言い、当時の社民連のパンフレットも示して主張していた。実際聞いていて、この男おかしいのではとさえ思ったと同時に驚いた。私はそのパンフレット見て、まさか偽造ではないだろうから本当だろうとは思うが、だからと言って菅首相から3.11大震災の前後でさえ「脱原発」と東電福島原発1,2号機の廃炉の話は一度も聞いた事が無い。まして、だったら3.11の原発事故時の初動で、何故水棺をしなかったのかの疑問が残るのである。と言う事はこの下村審議官が嘘をついているか、菅首相社民連時代からのこの主張を忘れていたかのどちらかである。あのいい加減な菅首相の事である。すっかり忘れていたのであろう。しかも、「自分は東工大の応用物理卒だから原子力には詳しい」等と言ってた事には答えないでである。菅首相の側近と言う事を割り引いても私から見れば、例え今頃であっても恥ずかしくて言えない。それだけしか無い男なのだろうか。