土木屋社長が見た官僚と公務員の実態

 官僚及び公務員の側から見れば私達建設業者は人間ではありません。公共事業にまとわり付くハイエナ如きの動物以下の者としか見られておりません。一般の方々はまさか・・・・と一笑に付すでしょうが本当です。これは、何も最初から官僚及び公務員の方々がそうだった訳ではないと信じてますが、とにかく我々は、相手は年端もない若者であろうが、仕事を頂ける相手であればどんな事でもするし、またやりました。昔なら3拍子(物、金、女)のオンパレードです。私なんかはそれが嫌で何度もこの商売を辞めようと思ったか知れません。私は若い頃から酒は嫌いでしたが、商売を考えればそんな事言ってられません。商売のために酒を飲んだと言っても過言ではありません。だからこそ今日(病気で入院)があるんでしょう。(笑)

     仕事柄 飲めや歌えの 宴会(えん)続き 行った先には 救急病院

 話を戻すと、そんな訳ですから彼らはいつも下出に出て腰が低く愛想のいい我々に気を許したとしてもしょうがなかったと思います。そんな風にしたのは我々です。がしかし、人には程度と言う事がございます。これを過ぎると収賄献金疑惑に発展します。我々は常に刑務所の外塀の上をバランスを取りながら歩いているのです。もしバランスを崩し塀の中にでも落ちようなら一巻の終わりです。
自分も会社もその時点で終わりです。従業員は路頭に迷い、自分と会社は自己破産するしかなくなります。まさに毎日が真剣勝負です。
 それに比し彼らは気楽なもんです。夕方5時近くになれば、喉が渇いたとか、給料日の21日前には小遣いが無くなったと言いマージャンのお誘い、土日に近くなれば運動不足だといいゴルフです。また、毎日朝から暇でパソコンでゲーム、たまに真面目にやってると思ってよく見ると、町内会の広報作りやらクラス会の連絡書作りとよくまあうまく考えたものです。我々がそばで見て感じることは、市町村及び国の出先機関の公務員と呼ばれる方々は部署によっては半分は不要です。仕事してませんから。しかし、彼らをクビには出来ません。彼らは悪い事さえしなければクビになることはありません。それが彼らは特権なのです。それでも彼らには公僕と言う意識は少しもありません。すべては自分のためです。まだまだありますが次回に譲ります。