STAP細胞捏造疑惑の「下書きで使った物が残っている」として反論した小保方氏はこれで研究者としては終わりだ

 【東京】多くの疑問点が指摘されている幹細胞に関する2つの論文の筆頭執筆者、小保方晴子氏(30)が数週間に及ぶマスコミへの沈黙を破って14日、疑惑の一部について説明した。
 小保方氏は14日朝にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)宛てに電子メールを送り、2011年に博士号を取るため早稲田大学に提出した博士論文の無断引用疑惑について回答した。
 問題の博士論文は、幹細胞の研究成果をめぐる疑惑を追跡している匿名のブロガーがネットに掲載したもので、その一部が米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章と酷似している。
 小保方氏は電子メールで「現在、マスコミに流れている博士論文は審査に合格したものではなく下書き段階の物が製本され残ってしまっている」と説明。
 さらに、下書き段階で参考のために転載した文章や図表が引用も訂正もなく、そのまま残っていると述べた。大学側には、小保方氏が下書きだとしているこの論文の撤回を要請したという。
 早稲田大学の広報担当者は、そのような要請は認識しておらず、別版の博士論文についても知らないと述べた。また、大学による博士論文について指摘された疑問点に関する調査は継続中だと話した。
 幹細胞の革新的な作製方法を約束するとされる小保方氏の研究成果については、同氏が勤務する理化学研究所が疑惑をめぐる調査の中間報告を準備しており、14日午後に理研による記者会見が行われる予定。 .Alexander Martin

これ『「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で』と題したウォール・ストリート・ジャーナル 3月14日(金)15時22分配信記事である。

 少なくとも研究者の研究者たるを判断する論文が下書きだった等と主張する事、そのものが、研究者としての最低の常識を逸脱している。私はこの彼女の反論記事が出るまでは彼女に理解を示していたが、この反論で正直幻滅している。何故なら、これはあらゆる試験で、帰って来た採点答案を下書きだったので本当の答案は今ここにあるといってるようなもので、常識的には考えられない話である。私はガッカリした。研究論文は完全なもので無くてはならない筈である。彼女が言うように一部のミス等ある筈は無いしあってはならないのが研究論文ではないか。これの考えがもし本当なら、捏造指摘が出た時点で正直に認め、謝罪していたらこのように、理化学研究所の野依所長(ノーベル賞受賞者)が謝罪する必要も無かったからである。罪なお人である。私はこのような研究には素人だが、要はこのSTAP細胞が他所でも出来れば良かったのだが、それが出来無い事に全てが凝縮されている。まず小保方さんがとる道は、そんな反論の時間があるならまず、どこでも出来るSTAP細胞を作る事が先決である。そう進言したい。もしそれが出来なければ、すっぱり研究者の足を洗って割ぽう着を着て家庭に入った方がと進言したい。