STAP細胞不正論文問題の小保方晴子さんそれは性格から来るのか?

 撤回されたSTAP細胞論文の筆頭著者、小保方晴子理化学研究所研究ユニットリーダーの博士論文について、早稲田大の調査委員会(委員長=小林英明弁護士)は17日、論文の6カ所に不正があったと認定する一方、それらが博士号を与えた判断に重大な影響を与えていないとして、「博士号取り消しに該当しない」とする調査結果を発表した。
【調査委員会が発表した文書】
 ◇不正6カ所認定、「審査不備」大学を批判…調査委
  一方、論文の指導、審査体制について、「内容の信ぴょう性、妥当性は著しく低く、審査体制に不備がなければ博士号が授与されることは到底考えられない」と大学側を厳しく批判。指導や審査にあたった常田聡・早大教授らに「重大な責任がある」と指摘した。
  小保方氏は2011年3月に博士号を取得した。博士論文を巡っては、米国立衛生研究所のホームページに掲載された文書とほぼ同一の記述が20ページ超にわたって確認されるなど多くの問題が指摘され、早大は今年3月に調査委を設置した。
  東京都内で記者会見した小林委員長によると、論文には11カ所の著作権侵害(盗用)など計26カ所に問題点があった。小保方氏は、この論文について「草稿段階のものを誤って製本、提出した」と主張。調査委は主張に基づき一部は過失と認めたものの、6カ所の文章や図は故意による不正と判断した。小保方氏が今年5月に調査委に提出した「完成版」にも盗用が残っていたという。
  早大の規則では、博士号の取り消しは「不正の方法で学位(博士号)を受けた場合」と規定。調査委は、取り消しには不正が授与に重大な影響を与えたことが必要だと解釈し、今回は実験部分など論文の中核には不正はなかったとして「取り消しには当たらない」と結論づけた。
  一方、小林委員長は「要件に該当しないだけであり、無断転用など問題の重大性は変わらない」と強調するとともに、小保方氏について「データ管理のずさんさ、注意力不足、博士論文への真剣味の欠如があった」と指摘した。小保方氏は調査委の聞き取りで、不正について、「許されるものと思った」と話したという。【大場あい、須田桃子】
  ◇「安心材料だ」小保方氏代理人
  小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は17日、大阪市内で報道各社の取材に応じ、調査委員会の結果について「本人にとっても安心材料の一つになるだろう。大学は調査委の報告書を尊重して対応してほしい」と話した。小保方氏には結果をメールで伝えたという。【畠山哲郎】
  ◇解説…疑問残る事実認定
  理系の博士論文では、外部の査読付き科学誌に掲載された論文を書き換えるだけの場合もあり、審査の「形骸化」は以前から指摘されていた。小保方氏の論文審査で主査を務めた常田早大教授は、疑惑発覚前に「非常に優れた博士論文だった」と絶賛していた。一方、副査の米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は、疑惑発覚後の英科学誌の取材に「(論文を)読んだことがない」と述べるなど、審査の甘さは明らかだ。
  調査委が認定した事実にも疑問が残る。調査委は対象となった小保方氏の論文を「草稿」だったと認めた。だが小林委員長によると、小保方氏が「完成版」と主張する論文を調査委に郵送したのは今年5月27日。調査委は問題表面化後に作られたものかどうかを検証するため、電子データによる提出を求めていたが、小保方氏側からデータが提出されたのは6月24日。ファイルの最終更新履歴は当日だった。小林委員長も「それ以上の検証はできなかった」と調査の限界を認めた。
  さらに調査委は、小保方氏が「完成版」と主張する論文でも複数の不正を認めた。全5章のうち序章の約4500語が米サイトからの丸写しだったが、調査委は「博士号授与へ重要な影響を与えたとはいえない」と判断した。この規模の「盗用」を認めながら博士号を保持できるのであれば、国内外の早大への信用と権威は地に落ちるだろう。
  小保方氏の博士論文に疑義が生じて以降、ネット上で同じ早大先進理工学研究科で学位を得た博士論文について盗用などの疑義が相次いで指摘されている。鎌田薫・早大総長は記者会見で否定したが、こうした事情が結論に影響したと疑われることは避けられない。【八田浩輔】

これ「<小保方氏論文>博士号取り消さず…早大調査委」と題した毎日新聞 7月17日(木)17時6分の配信記事である。

  いつ、どんな時どんな場合でも物事の不備が指摘された場合には、その本質等何よりもその本人の人間性が左右する。この「STAP細胞」不正論文問題は正にそれである事がハッキリした。
 以前私が指摘したように、人間几帳面で、小さな物事でも「石橋を叩いても渡らない」ほど気にする性格の人間はこんな研究や論文等発表しない。もっと落ち度無く何度も読み返し読み返ししても、それでも足りず、発表や送付する前に必ずや他人に見てもらう。同じ人間だと同じところでの思い込みや思い過ごしがあるからである。丁度推理作家の松本清張推理小説「点と線」を解くようにである。いくら学問的頭脳が良くても、ズボラでは絶対出来ない事なのである。つまり言い換えれば、決して完全犯罪が出来ない人間とも言えるのである。要するに小保方春子さんはズボラな性格だった?可能性が高いと言える。私が実際付き合った事あれば全て解るのだが、それも無かったから何とも言えないで来た。でも今は言える。彼女は性格がら、小っちゃな事気にしない大らかなタイプではなかろうか。でなければこんなヘマ等しない筈である。私も実験してデータを取る研究して来たから良く解る。人間にはその仕事や研究等に向き不向きがあるのである。ただ私に解らない事が一つある。それは彼女がこのように第三者から自分の研究論文が不正もしくは確証を突き付けられて否定された場合、それを立証出来ず、あるいは反論出来ない場合は、研究者としてのプライドがあれば、恥ずかしく無いのであろうか。そう思わずに今もって厚顔よろしく自己主張が出来る事である。これには善し悪し別に私は別の意味で彼女を尊敬してる。(笑)
そして同じく、代理人の三木弁護士もである。依頼者の利益を最優先にと考える弁護士業務は当然だが、それを遂行するためには、その依頼者を全面的に信じなければならない。その時々にいくらかでも曇りがあればその業務に支障を来す。思うに、彼女は嘘をついては居ないが、主張が矛盾してる場合も多いと思う。それでも彼女を信頼してる何かがあるのだろうが、私には解せない個所間々ある。