STAP細胞を盗んだとして小保方晴子さん窃盗容疑で告発されたが代理人三木弁護士の対抗手法はどうだ?

STAP論文問題に絡み、理化学研究所のOB男性が、理研を退職した小保方晴子氏が研究室からES細胞(胚性幹細胞)を盗んだとして窃盗容疑での告発状を兵庫県警に提出した件で、小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士が27日、大阪市内で取材対応した。
 同弁護士は告発内容が全く分からないとしたうえで「被害者が言ってくるならまだしも、無関係の第3者がどういう感覚でやっているのか」と疑問を呈した。小保方氏について「当然、とってない、ということは言っている」と述べた。
 告発者は、理研を2014年3月に退職した石川智久氏(60)で、26日に兵庫県警に告発状を提出。小保方氏が、論文共著者の若山照彦氏の理研研究室に所属していた11年4月以降、研究室で作製、保管されていたES細胞を盗んだ、としている。
 三木弁護士は、この日「メディアの情報しか把握できておらず、(兵庫県警も)正式受理もしてないと聞いている。告発者から問い合わせがあったわけでもない」と現状を説明した。
 理研の調査委は、STAP細胞はES細胞が混入したものと「ほぼ断定できる」との見解を示している。一方で昨年に小保方氏の研究室の冷蔵庫から「ES」と書かれた試料が発見されたが、三木弁護士は「昨年12月の調査委の報告書でも、若山研の誰もが知らないと言っていると記載されている」と指摘。そのうえで「ならば被害者は誰なのか。普通は被害者が言ってくるものだし、理研に被害者意識はないと認識している」と疑問を呈し「警察から要請があれば正式に対応するが、(窃盗があったとする時期が)数年の間に、と特定もできていない。告発者は誰から何を聞いて、どういう法的論理を書いているのか、さっぱり分からない」とした。
 小保方氏については「(退職後は)とにかく落ち着いて精神安定をはからせている」と現状説明。今回の告発の件で連絡をとったことは明かした。
 今後の対抗措置に関しては「小保方叩きに乗じた動きとみている。根拠もなく盗んだとか言っているなら虚偽告発だし、(対抗措置は)選択肢のひとつだが、今はごちゃごちゃさせたくない」と述べ、当面静観する構えをみせた。

これ『小保方氏「とってない」…窃盗告発に』と題したデイリースポーツオンライン2015年1月27日(水)の記事である。

 私はこの三木弁護士の対抗手法はSTAP細胞ねつ造問題時よりおかしいと思っていた。一つ目は最初のねつ造発覚後の小保方さん単独会見では、科学問題に民事の権利を取り入れ、肝心のねつ造反論より小保方さんの身分の権利を主張した事である。つまりは異議の手法をすり替えたに等しかったのである。根本の原因の正当性を置き去りにしてしまった事にある。故にこのSTAP細胞ねつ造問題、焦点がぼやけてしまった。無理も無い三木弁護士は専門外だから。二つ目は理研の星、笹井さんの自殺時の遺書の問題で、小保方さんへの「不自然なエールの言葉の漏えい問題」等の処理のまずさと今回のこの窃盗告発に対する「被害者は誰」との認識、じゃあ逆に混入したとされる、ES細胞(胚性幹細胞)そのものは誰のものと言う事が解かれば簡単でないのかといいたいし、どうもこの人の作戦はサッパリ的を得てない限りである。