行政刷新会議の事業仕分けに注文の小沢幹事長に思う

 私が初めて小沢一郎と逢ったのは確か私が40歳前の時の中曽根内閣の自治大臣国家公安委員長)の時だった。その時彼は42~43歳位だったと思うが、とにかく印象は若いなあと思った事と、ある種の羨望感を持った事だった。私は差しで話した事は無くその後の懇親会で2、3質問をした事を覚えている。その質問とは、「先生は天下を取りたいですかと愚問したら、『僕は強いては思っていないが、この日本のために働きたいだけだ』」と応えてくれた事を強烈に覚えている。私は確かそれ以来ファンになり現在に続いている。前置きが長くなったが私が彼を良く知ろうと彼の著書と彼の師匠の田中角栄の著書をむさぼり読んだ。そこから彼の人間性を学んだ。それから推察するに彼は強面の割りにシャイである。だから、簡単に口に出しては言わないで、話さなくても解るだろうと思う質であるので、人は彼を誤解する。一言で言えば彼は原理原則主義であるからしてアバウトは通じない。この度の彼の言い分を私なりに解釈と通訳をすれば、鳩山総理と政権立ち上げ時に約束をした(鳩山総理はどう思っているか知らないが彼はそう思っている)、党と内閣のすみ分けに忠実に従っての事と思っている。小沢としては小泉チルドレンを見てるから、自分の見つけた小沢チルドレンをああはしたくない、選挙に強い議員としたいと思っての行動だ。そこに相談もなしにすみ分けに手を突っ込んだ人間は誰でも許せなかったのだろうと私は解釈する。彼は前にも書いたが、コチコチの原理原則主義者である。これを知らないでは彼とは付き合えない事を知るべきだ。