今後の小沢戦略

 私は何度も言ってるが、小沢一郎が好きである。彼の著書は大体読んでいる。
 また、政界事情については、大下英二と政界ルポ作家伊藤惇夫の著書を読んでいる。
 恐らく私がこういう記事を書けば大体の方々は、何!小沢、こいつバカかと思われるのがオチであろうが私から見ればそう言われるのは、なーに食わず嫌いだろうと意にも介していない。ところで何故小沢が好きかと聞かれれば、まず第一に逢って話をした事がある事、約束した事を守る事(やるといった事はやる)、密談がもれない事、グチを言わない事と弁解をしない事、肝が据わってる事。列挙すれば以上である。実はこれ男としてそして宰相としての条件すべてに当てはまる事かと自分ながら驚いている。 そう言う私が自分の独断と偏見で今後の小沢一郎の戦略を描いてみた。
 先日伊藤惇夫菅内閣をサークル的内閣と言断した。これは言い得て妙である。人間大和の時代より上位下達の精神構造でありそれを覆す、よく言えば友達感覚の自由闊達な内閣といえる。それに比し小沢イズムは体育系でトップダウン形式の常に先輩を立てた気の張る政治運営である。どちらが良いか悪いかの問題では無く政治状況がどうかによるが、乱世は私は体育系でトップダウン形式の独裁的小沢イズムが求められるのではと思っている。
 さて、今後小沢はどう動くか、私は検察審査会の動向によると思っている。以前に起訴相当の議決を下した東京第五検察審査会が、再度起訴相当の議決を下せば彼は刑事被告人となってしまうので、恐らくそのリスクを考えれば自分の党首選への立候補は無いし、誰か他人を担ぐ事も傀儡と見なされ、結局私は傍観するのではと思っているが、民主党のマニュフェスト破りをした菅首相を許してはいないから、彼は意地でも政権を狙うため私は暴論かも知れないが、福田元首相時の大連立よろしく、自民党に手を突っ込み森元首相系列との合併か合同連携を探る気がする。そうなれば、民主は割れ、当然政権を失い、小沢の目論見どうりではと私は思っている。