米中間選挙 米国で4年に1回の大統領選の中間年に行われる国・地方の統一選挙。連邦議会では今回、上院(任期6年、定数100)の約3分の1に当たる35議席と下院(任期2年、定数435)の全議席が争われた。
中間選挙は、大統領選の反動で与党に逆風が吹くケースが多い。米メディアによると、1938年以降で与党が下院議席を減らさなかったのは、米同時テロ後のブッシュ(子)政権(2002年)など2例しかない。(時事)
迂闊だったが、米国議会の中間選挙で改めて我が国の国会議員の多さを再認識した。普段より能無し国会議員が何事につけても外国に比べどうのこうのとの能書きを並べて来たが、今回の米中間選挙において国会議員のその数の多さに改めてビックリした。
2016年の統計データによると、アメリカ合衆国の人口は3億2330万人であり同年の日本の総人口は1億2693万3千人である。簡単に言えば日本の人口は米国の4割しかいない事になる。2017年の名目GDPは米国19,485,400百万USドル日本は4,873,202百万USドル。また2012年のデータでの国家予算は米国の歳出額3兆6490億ドル,日本は歳出額2兆5700億ドルだ。これから見て日本の国会の議員数、衆議院は465人(小選挙区289人・比例代表176人)、参議院は242人(大選挙区146人・比例代表96人)の合計707人は如何に多いか解る。全ての規模が米国の4割位しかない国の、国会議員の数だけは逆に1.3倍を超えるなんてこんな国どこにあるみたいだ。これでは国民に対して何か言う前に自らのムダを認知し、国会で定数減の決議をするべきである。