参院の議員定数を6増やし、比例区に特定枠を設ける自民党の公職選挙法改正案成立した 大災害の間隙を突くどさくさ紛れの改悪だ

 参院議員定数を6増やし、比例区に特定枠を設ける自民党公職選挙法改正案は11日、参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決された。野党が反対する中、自民は採決を強行した。自公両党は週内に衆院での審議を始める方針。22日までの今国会中の成立は確実な情勢だ。
 自民案は(1)選挙区での「一票の格差」を是正するため、埼玉選挙区の定数を2増やす(2)得票数で当選者が決まる比例区の非拘束名簿式に例外として、得票数に関係なく各党が当選者を優先的に決められる特定枠を設け、比例区の定数を4増やす――という内容。成立すれば、来夏の参院選から適用される。
 
 自民は特定枠に、「島根・鳥取」「徳島・高知」の合区のうち、選挙区に擁立できなかった県の候補をあてる方針だ。3年ごとの参院選で、各都道府県を代表する候補を少なくとも1人は擁立できるようにする狙いがある。
 
 この自民案の特定枠に対し、国会運営で自民に協力的な日本維新の会を含めた野党各党が「党利党略だ」と指摘した。定数増についても「都道府県でも、衆院でも削減している中で、逆に6も増やそうとする」(維新)と批判。対案を提出した。11日の参院政治倫理・選挙制度特別委員会では、採決を進めようとする自民に野党は反発。委員長の不信任動議を提出した。
 
 自民は動議を否決後、自民案の採決に踏み切った。全国を11ブロックにわける大選挙区制案を提出して否決された公明党は、自民と足並みをそろえることを重視。制度改革の検討を引き続き行うことを求める付帯決議と引き換えに自民案への賛成に回った。野党が提出した三つの対案は自民の提案で採決されなかった。(久永隆一)
 
 
これ「参院6増法案、参院通過 自民は採決強行 野党反発」と題した朝日デジタル7/11() 19:59の配信記事である。
 
 
安倍政権に入ってからというものの全ての重要法案は、他のトップニュースの間隙を突くどさくさ紛れの強行採決が殆どである。それだけ国民の目をそらしてやらなければ出来ないと言う都合の悪さだ。こんな勝手な強権独裁政治戦後最悪の政権である。いづれ自らにブーメランとして返って来るであろう。いやその前に当の首相自身身体的に持つかどうかだ。私的には持たないで辞めてほしいと願っているが、運のよい安倍首相だ、清き1票(笑い)で終わりにさせたい。