任期満了を迎える黒田東彦日銀総裁を再任させる意向の安倍首相 首相が称賛する程黒田日銀総裁の功績は殆ど無いに等しい!

 政府は9日、4月8日に任期満了を迎える黒田東彦日銀総裁(73)を再任する方針を固めた。「異次元緩和」と呼ばれる大規模金融緩和で「デフレ脱却の道筋を作った」と政府は手腕を高く評価しており、現行路線の継続が望ましいと判断した。日銀総裁を2期連続で務めるのは、山際正道氏(在任1956~64年)以来で、戦後3人目となる。
 3月19日で任期が満了する中曽宏、岩田規久男両副総裁の後任は、雨宮正佳・日銀理事(62)や、財務省出身で安倍晋三首相の経済ブレーンである本田悦朗スイス大使(63)らを候補に調整している。正副総裁人事案は今月半ばにも国会に提示する。
 黒田氏は財務省出身。財務官やアジア開発銀行総裁を経て、2013年3月に日銀総裁に就任した。就任直後の同4月には、「2年程度をめどに2%の物価上昇率目標を達成する」と掲げ、異次元緩和を開始。急速な円安・株高を実現させた首相は6日の国会答弁で、「手腕を信頼している」と黒田氏を高く評価していた。
 世界経済の持ち直しもあって日本の景気拡大が続く一方、物価上昇率は14年春の1.5%をピークに失速。黒田氏は2%の目標達成時期の予想を6度にわたって先送りしてきた。結果責任を問う声も首相の経済ブレーンの一部から出ていたが、首相は路線継続による金融政策の安定運営を優先した。【坂井隆之】
 
 
これ「<日銀>黒田総裁、再任へ 政府が手腕評価」と題した毎日新聞 2/9() 23:53の配信記事である。
 
 
何が再評価だ! 終りに近いと自ら悟った安倍政権の再認識に近い。終わりだったら今更代える必要はないからだ。それと「0金利政策」に疲弊した金融機関の再編成も視野に入れてるのでは?とも考えざるを得ない。そう考えるのは私だけか? それと「2年程度をめどに2%の物価上昇率目標を達成する」と何度言った事か。今代えれば、安倍首相自らの失政を認める事を意味するからでもある。だが「アベノミクス」と言う時の宰相の名をとったふざけた政策、終わってみれば急速な円安・株高を実現させて輸出入のバランスを破り、格差を拡大させたその責任はどこに行ったのだ?少なくとも安倍首相が称賛する黒田日銀総裁の功績は殆ど無いに等しい