「犬税」導入を諦めた大阪府泉佐野市長に発想の転換を進言したい

 犬のふんの放置対策として「犬税」導入を検討していた大阪府泉佐野市は23日、有識者でつくる検討委の最終会合を開き、犬の数を把握するのが難しいことなどから、「導入は難しい」とする答申書をまとめた。千代松大耕(ひろやす)市長は取材に対し、「検討委が『困難』という結果なら、断念せざるを得ない。ふん対策は別の形で考えたい」と話し、犬税導入を見送る考えを明らかにした。
  検討委は今年2月、税制や獣医学の専門家、市民代表ら8人を委員に市が設けた。市側は、市内の飼い犬を5000匹と想定して、1匹当たり2000円を徴収し、税収を約1000万円と見込む試算を提示した。
  しかし、市が飼い主を対象に実施したアンケートでは、狂犬病予防法に基づく飼い犬の登録数と、推定される実際の頭数に大きな開きがあることが判明した。課税に必要なシステム構築費や人件費が税収を1600万円上回ることも分かり、委員から「税の公平性が保てない」「徴税のコストが税収と見合わない」などの指摘が出ていた。【山田毅】

これ『<犬税>導入断念…泉佐野市「頭数把握難しい」』毎日新聞 7月23日(水)12時16分の配信記事である。

 どうしてこんな簡単な事役人たちは解からないのだろうか。放置される犬のフンの対策を本当に考えるのだったら、罰則を設けるか、それを調べるための民間Gメンを作れば済むと思うのだが。どうして出来ないのか。
 確かにフン害は余りある。しかし、犬好きと言うのには悪いヤツ居ないものである。本来は飼い主のモラルなのだが、都会に行くほどそれが顕著になる。大概、飼い主はフンを処理しないのは悪い事と思っている飼い主がほとんどである。だから民間人を安い時給でパートで雇ってパトロールさせ罰金を取るようにすれば、注意された飼い主はその罰金払う筈である。それを役所的発想で、そのための係の職員を置こうとするから、「徴税のコストが税収と見合わない」となるのである。そんな事より、人事委に守られてクビを切れない事の方がよっぽどおかしい事なのに。だったらお茶くみや掃除だけの臨時職員や、仕事の出来ない職員を強制休業させてでもやれば簡単な事である。恐らく現状がベストからしか考えれない役人に任せないで、市独自の諮問委員を市民から募ってやった方がまだ利口である。