落選すれば只の人ハロワークに並んだ先生方 2012年(平成24年)の終わりと共に民主党の終焉

 16日に投開票が行われた第46回衆議院総選挙で歴史的大敗を喫した民主党出身の落選議員らが、次の職を求め、早朝から地元のハローワークに足を運ぶ姿が軒並み見られた。前日まで「先生」と呼ばれた中高年無職にとっては厳しい年の瀬となりそうだ。
 「年収2000万の仕事ってなかなかありませんのよ」。そのように語るのは新潟5区から出馬した無職・田中真紀子さん(68)。現職の文部科学大臣だったが、比例復活もなくあえなく落選した。
 落選確定が判明すると、持ち前の行動力を発揮し、朝から新潟市内のハローワークを訪問。父親の威光と政界での経験を相談員相手に雄弁に語ったが、紹介されたのは時給680円のスーパーのレジ係。「稲の刈入れを終えた新潟では求人も厳しい」と職員から説明され、しぶしぶ受け入れた。さっそく明日から研修に参加するという。
 徳島市内のハローワークには無職・仙谷由人さん(66)の姿があった。菅内閣では官房長官を務め、「影の宰相」などとも呼ばれたが、3年の間に積もった民意の失望には勝てなかった。66歳と高齢なこともあり、相談員からは流れてくる甘食の先端をねじりつづけるパン工場のライン作業を勧められた。
 その他にも、官房長官の無職・藤村修さん(63)、総務大臣の無職・樽床伸二さん(53)ら現役8閣僚が落選。民主党全体では173人が失職した。次々と相談に訪れる失職議員に、担当者も「20代の若者でさえまともな仕事にありつけない状況なのに、中高年の就職あっせんは厳しい。選挙中は喜んで土下座しておいて、普段は『元国会議員』というプライドだけ人一倍あるのも、余計に状況を厳しくしている」と困り顔だ。
 今回の民主大敗を受け、ハローワークを管轄する厚生労働省では、落選議員専用の特別窓口を設けて対応に当たるとしているが、市民の間からは「そもそも就職難は政治の責任。自業自得だ」として、窓口設置に批判的な声も強い。
 

これジョーク系Webサイト虚構新聞の報道記事である。
 
 

 これホント可笑しいが事実みたいな嘘の記事である。先生方も落選すれば只の人。是非この際国民の厳しさを身をもって体験してほしいと願うばかりである。
 
 先日の第46回衆議院選挙は自民党の大勝に終わり、反対に民主党の壊滅的大敗に終わった。ある意味「消費増税」の是非を問う選挙でもあった。ところが共に三党合意として、この「消費増税」を画策した自民党とそのコバンザメ政党こと公明党の大勝に終わったのはどう考えても、理屈では説明出来無い筈であったが、その受け皿となるべき、第三極の不振にあったと言って良いと思われる。その受け皿の最右翼であった「日本維新の会」の迷走がそうさせたと言っても過言では無い。何故ならその中核となるべきだった維新とみんなの党がそれなりの成果を上げたからである。しかし、春から夏、秋にかけての政権党民主党野田首相の「近いうち解散」に振り回わされ、その時期の「政治の風」に乗って躍進出来る筈だった維新が、その隙間にあの失敬な野郎・石原慎太郎にかき回され、挙句の果てに合意結婚してしてしまった。それが政策で似ているみんなの党との合併に水を差されてしまった。これが不振の第一原因であった。斜めに見れば何か野田佳彦首相の策略にはめられたようにも感じるが、第三極の自滅と言ってよい。その民主党であるが、その当の野田佳彦首相、選挙戦中は、政治の歯車を前に進めるのか,後退させるのかとバカのひとつ覚えのように繰り返していたが、野田本人は本当に神風でも吹くと思っていたのかもしれないが、政権交代以後の民主党の拙政を国民が許さない堅い意思がそうさせたと言って良い。いづれにしても民主党、離党者続出で、ふんだんに余った政党助成金を新聞の全面広告などで湯水の如く使っていたが、現職閣僚から民主党右傾化の黒幕・仙谷由人まで落選した。新代表に海江田万里が選出され、細野豪が幹事長に選出された事で、次の参議院選挙に多少の期待は残されているかもしれないが、歴史的な政権交代を成し遂げた民主党はこれで終わったと見ていいと思う。この2012年(平成24年)の終わりと共に民主党の終焉を決定付けた選挙だったと言って良い。

 
 
 もうすぐ2012年(平成24年)も暮れようとしています。
 私事来年頭の1月13日は娘の1周忌であります。喪中のため新年のご挨拶遠慮いたしております。本年1年間のお付き合いありがとうございました。
 また来年もよろしくお付き合い下さいます様お願い申し上げます。