ホント野田さん狂ってる

 野田政権発足後、2度目となる党首討論が29日行われた。
 自民党の谷垣総裁は、社会保障・税一体改革について、「小沢(一郎・元民主党代表)さんは(消費増税法案の)閣議決定に反対を明確にしている。倒閣を示唆している。手順、段取りをしっかりしないと根底が崩れる」と“党内不一致”を追及した。
 これに対して、野田首相は「(党内で)熟議を重ねて党議となっている。51対49の党内世論でも手続きを踏んで決めたら進める」と述べた。
 衆院小選挙区の「1票の格差」の是正について、谷垣総裁は「立法府の責務を果たすべきだ」とただしたのに対して、野田首相は「違憲状態を脱するのが最優先だ」と答えた。
 また、谷垣総裁は、東日本大震災から1年を迎えるのを前に、がれきの広域処理が進まない現状を取り上げ、「国がもう一歩、前に出るべきだ。国の責任で処理施設を作るべきだ」などと提案した。
 野田首相は「国が処理施設を作るには時間がかかる」と述べた。
 
読売の報道である。
 

 日本経済の崩壊を防ぐには、全てにおいて、歳入を増やす消費増税をしなければ将来において禍根を残す。そんな経済学者みたいな事を、私がやらなければの心の使命感に燃えて・・・・・、現在の野田首相の心の内を見れば、まっそんなところだろう。
 でも彼は間違っていると私は言いたい。何故なら何度も言うが、金の出入りであるバランスシートを考えれば、確かに永年的に考えれば歳入増が一番楽である。がしかし、それには相手があり、その相手の承諾がいる(民意)。ところが歳出削減は、つまり立法機関と行政で自由にやれる。何故かそれに対する民意の承諾はいらないからである。何故なら歳出削減は、民意の事後承諾でも済む(喜んで何時でも望んでいる)からである。
 
 そして先日それにとってつけたような7.8%引き下げの国家公務員の給与削減法が成立させたのはそれはそれで評価はするが、2年の時限であるのを考えれば優先順位が違うのではないか。そこのところが野田首相には解からないのである。いや、解かろうとしないのである。後世の史上に名をと心から思っているのであろう。民主党政権交代前に言ってた埋蔵金もまだあるのである。それをつっつけば、役人の感情を害するからである。つまり政治の遊泳術、ほどほどにを実践してるのである。
 
 しかし、それでは、政治家と役人はそれで良いだろうが、国民は迷惑である。そこのところを解からない野田首相は私から見れば、狂ってるとしか思えないのである。