野田首相と谷垣自民党総裁 また接触? KYこの上無いお二人

 極秘会談から約2ヵ月、野田佳彦首相(民主党代表)が再び、谷垣禎一自民党総裁と水面下での接触を図った。消費税増税関連法案の今国会成立が見通せず、焦りを募らせての申し入れだが、自民党に門前払いされた。自民党小沢一郎民主党元代表反増税勢力との決別党悟で。増税に取り組む覚悟があるのか疑念を深め、ぎりぎりまで見極める構えだ。
 「考えもしないこと。ありません。16日午前の記者会見。藤村修官房長官は、自身が大型連休中の党首会談の申し入れ役を担ったとの報道を躍起になって否定した。
 だが政界で再会談打診を疑う声はほとんどない。
  自民の協力欠かせず
 増税法案の今国会成立に「政治生命を懸ける」と繰り返す首相。参院で与党が過半数剖れしている「ねじれ国会」では、法案成立には野党の協力が必要で、特に消費税増税の必要性を認める自民党の協力は欠かせない。官邸筋は「首相が何も動かないまま増税法案が成立しなければ見逃し三振と同じだ」と指摘、働き掛けは当然だと強調する。
 2月25日の極秘会談で首相と谷垣氏は、増税の必要性で一致。法案成立の協力と引き換えに、早期解散を確約する「話し合い解散」でも突っ込んだやりとりをしたとされる。
 今回は、小沢氏への無罪判決が言い渡された直後の大型連休前半に再会談を打診した。小沢氏の党員資格停止処分の解除に向けた党内の地ならしが進む中、首相は再び谷垣氏との距離を詰めることで「反増税」勢力をけん制しようとする狙いがあったとみられる。
 だが会談は実現しなかった。参院で問責決議が可決され、野党側が交代を求める田中直紀防衛相ら2閣僚を首相は続投させたまま。「自民党への『土産』もない」 (政府関係者)状況で、断られても仕方なかった。
 小沢氏の周辺は再会談打診に「首相はまだ話し合い解散という幻想を抱いているのか」とあきれた表情を浮かべた。
  安易に妥協しない姿勢
 「政治生命を懸けると言うなら何を取って何を捨てるか。衆院を解散しないで消費税増税を成立させるわけにはいかない」。谷垣氏は16日のBS番組収録で、野田政権と安易に妥協しない姿勢を示した。
 再会談打診に、谷垣氏は大島理森副緻裁や側近の川崎二郎党財務委員長らと対応を協議。「首相は法案成立に向けた覚悟を示していない」との見方で一致した。
 とはいえ、このまま突っぱねられるか不安も残る。谷垣氏にとって早期解散の獲得は、9月の自民党総裁選で再選を果たすための「必須条件」(周辺)で、解散権を首相にのませる必要があるからだ。
 だが、小沢氏とも気脈を通じる民主党輿石東幹事長は党内融和を優先し、早期解敵に反対の立場。来年夏の「衆参ダブル選挙」まで言及し、けん制を強めている。
 「首相とは付かず難れずでいく。今回の打診は、2人のパイプが生きているいうことを憲味する」。谷垣氏に近い幹部は国会会期末に向けて両者の駆け引きが続くことを示唆した。
 
 との共同通信の記事である。
 

 今更笑うしかない。後が無く下野確実な民主の代表である首相と、しかも野党の総裁再選さえおぼつかない落日この上無い谷垣総裁とで今更何を話すと言うのか、本人よりも、側近連中何をやってるのか、政治的センスはゼロに等しい。このような方々が我日本国の舵取りとは、恐れ入って論評するにも恥ずかしい限りである。政府及び政権党民主党、それに野党第一党自民党は何をやってるのか。今国の現状を見る時、まず政治は何をやらなければならないのか。ここのところの経済を見る時、震災の復興とデフレ脱却のための経済再建が最優先課題では無いのか。今歳入の埋め合わせの消費増税等話してる暇等無い筈では無いのか。野田首相を見る限り、消費増税しか頭に無い様である。何かに取り付かれたような、とにかく恐ろしいくらいの、財務官僚のマインドコントロールである。普通は財務大臣がマインドコントロールされ、首相がブレーキ役になる筈であるが、アクセル大臣が小物で信頼できず、ブレーキがアクセルでは世話無い。いづれにしても財務官僚の高笑いが聞こえて来そうだ。政治屋の程度も落ちたもんである。