今回の大震災への対応、己を知る度合いの差か?

 私はこう言う震災が起きる度に、比較する悪いクセがある。

 私が高校生の頃に当時未曾有と言われた新潟地震、そして1995年(平成7年)1月の阪神・淡路大震災、そして今回である。皆さんお気付きと思うが、この3回の惨事、実は皆時の政権が違うのである。新潟地震の時は自民党、首相も自民党の池田隼人さん、阪神・淡路大震災の時は自社政権、首相は社会党の村山さん、そして今回は民主党政権で首相は当然民主党の菅さん、どうしてこうも変わったばかりの時に震災が起こるのだろうか。

 思うに私は震災地、震災の規模、震災の種類に関わらず、時の行政の己の熟知の差ではと思うようになって来た。現地で不眠不休で頑張って居られる方々には頭が下がるが、どうも命令系統が機能してないのは、行政の未熟?つまり己自身を知る度合いの差ではないのかと思える。長くやってればいい訳は無いのだが、事、有事にはその方が機能しやすいのではとも思う。

 それだけをそう考えれば、政権交代は不幸だったのかとも言えるのだろうか。