八ツ場の悲劇

 先日テレビで 八ツ場ダムのその後を見た。地域住民のこれまでの壮絶なる苦悩を見るにつけ、果たしてこれで良かったのか疑問である。山口北大大学院教授も言っていたが、前原国土交通相の地域住民との話し合いの前の中止ありきの判断は間違っていたのではないかと思う。大臣にしてみれば中止前に地域住民と逢ってからでは情が絡むためではなかっただろう事は容易に気付く。言葉で言ってはいけない事かもしれないが政府民主党の今後の国政運営への一種の生贄と言えなくも無い。だとすれば地域住民にとってこれほどの悲劇は無いだろう。よって我々国民は民意として政府民主党を選んだ責任として一生八ツ場の地域住民の苦悩を共有しなければならないだろうし、そのために政府を監視しなければならない。