八ツ場にまた

 八ッ場ダムを昨日視察した6知事(石原慎太郎東京都知事、橋本昌茨城県知事、福田富一栃木県知事、大澤正明群馬県知事、上田清司埼玉県知事、森田健作千葉県知事)は建設中止の撤回求める声明をそろって出した。
 私も八ッ場ダムの件については6回ほどこのブログで取り上げたが、あまりにも奥が深い問題だし、ネットで検索するととてつもなく莫大にヒットする件なので、そのすべてや難しい事は専門の方にまかして、ここでは私の考えだけを述べたいと思う。
 色々調べてみたが解らないのは、名目上の1つに利水のためといいながら、何故に生物さえ住めないほどの強酸性の水(中和する為に大量1日53トンの石灰が必要、そしてその維持費に年間数億も掛かる)に最初から固執したのか、普通ならそんな水議論の余地も無い筈なのに、それに地元の人には悪いが日本の総理大臣がここ何年かで3人も輩出してる所だし、特に小渕優子代議士の選挙区であるからして、確信たる要素は無いがあくまで私の推測の域を出ないが、どうも政治の匂いプンプンするのは私だけであろうか。今八ツ場問題は政府民主党と6自治体の対決みたいになってるが、地元住民への配慮が抜けていると思っているし、肝心の地元選出の代議士と自民党の責任が棚上げされているような気がしてならない。しかし、ここまで来たからには過去の問題を引きずらず、この際地元住民に解決してもらったらどうだろうかと提案したい。地元住民は半世紀以上も国に翻弄され、今更地元住民にとは無責任と思われるかもしれないが私は、それが一番いい解決方法で無いかと思う。政府も6自治体も当事者である地元住民の意見に従うのは依存は無いと思われるからである。