“石破茂は裏切り者!”と言った安倍首相に今回は負けても良い、次期の総裁選に勝ち安倍一派を徹底的に潰して干してもらいたいものだ!どうせ勝っても後の参議院選負けて退陣だ!

“石破茂は裏切り者!” 安倍総理の「総裁選オフレコ発言録」(1/2
 
 表と裏、建前と本音、公式見解と非公式発言。これらを使い分けるのがオトナと言ってしまえばそれまでだが、事実上、国のトップを決める自民党の総裁選でも「見事」にオトナの世界が繰り広げられている。我が子、我が孫にはまだ聞かせられないオフレコ総裁選。
 
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 8251930分、宮崎県宮崎市「シーガイアコンベンションセンター」。安倍晋三総理(63)は600人超の聴衆を前に講演を行っていた。
「(1区の)武井俊輔さん(岸田派)、まさに我が党のホープです。若々しく、若大将として本当に将来が期待されます」
2区は江藤拓さん(無派閥)。まさに自民党きっての農業政策通、農業政策において江藤さんの右に出る人はいないと思っております。間違いなく自民党、あるいは日本の農政を担っていく人材であると、私が保証させていただきます」
 宮崎県選出(1区〜3区)の各自民党代議士の名前を順にひとりずつ挙げ、褒(ほ)めちぎる安倍総理。しかし、
3区は古川禎久(よしひさ)さん。全員が立派に(昨年の総選挙で)当選を果たすことができました」
 古川氏に関しては名前を読み上げただけ。明らかに他のふたりと扱いが違っていた。
「もともと古川さんは安倍シンパだった。でも、今の彼の『所属』がね。憎さ百倍なんでしょう」(官邸スタッフ)
 古川禎久・石破派(水月会)事務総長。
 そう、安倍総理は「敵」である石破茂元幹事長(61)が率いる派閥の代議士のみ、ぞんざいに扱ってみせたのである――
 
■石破さんには3度裏切られた
 翌26日、鹿児島県の桜島を背景に安倍総理は総裁選(97日告示、20日投開票)への正式な出馬表明を行った。曰く、
「どのような国造りをしていくかということが争点であろうと思います。骨太の議論をしていきたい」
 さらに遡ること約20日。まだ出馬表明こそしていなかったものの、安倍総理3選を目指して総裁選に出るのは「100%の既定路線」だった87日、彼は自民党の役員会でこう言っている。
「(総裁選が)終わったらみんなで挙党一致体制を作っていく。(報復人事は)一切ない」
 試合が終わればノーサイド
 麗(うるわ)しきキレイゴトである。しかし、怨念や嫉妬といった負の感情が渦巻く政治の世界では、こうした「建前」の裏にドロドロとした「本音」が必ず隠されているもの。事実――。
安倍総理は石破さんに激しい恨みを持っています」
 こう心中を代弁するのは安倍総理に近い自民党議員だ。
「石破さんには3度裏切られたと。1度目は1993年に自民党が下野した時、彼が離党して、翌年、新進党に加わったこと。2度目は第1次政権時の2007年の参院選自民党が惨敗し、安倍総理が窮地に陥っていた際、石破さんが『(総理が)何を反省するかが大事。それを明らかにしてほしい』と面と向かって批判したこと。3度目は一昨年の内閣改造で、入閣を求めたのに彼がそれを蹴ったこと。だから報復人事は一切ないなんてあり得ない。今回の総裁選で石破さんを徹底的に潰すつもりですよ」
 現に安倍総理自身、仲間内でこう漏らしているという。
「野党になって皆が辛(つら)い目に遭っている時に党を出ていった。石破さんはいつも裏切る。そういう人が自民党のあり方を語るのはどうなのか」
 政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説する。
「確かに自民党には、離党して復党した出戻り組を『前科1犯』などと呼ぶ古い文化が残っています。しかし、そういう言い方をすれば二階さん(俊博・幹事長)だって『前科者』ということになる。それよりも、第1次政権の参院選後に、石破さんが安倍総理を批判したことのほうが根深い問題になっているんだと思います」
 
■完膚なきまでに
 兎(と)にも角(かく)にも、石破氏に複雑な感情を抱く「親分」に追随するように「子分」たちも石破氏を口撃していて、例えば最側近の今井尚哉(たかや)秘書官はオフレコで、
「問題外。91で(石破氏に)勝つ」
 と息巻いている。さらに大手メディアの政治部デスクが耳打ちするには、
「安倍陣営の『番頭』である菅(義偉)官房長官もオフレコで、『裏切り者がどうなるか見ていてほしい』と豪語している。石破さんが提唱する防災省の創設についても、『何年に1回の大災害に備える役所を作って、何もない時はそこの役人は何をしているの?』と腐(くさ)しています」
 官邸関係者が安倍陣営の狙いを総括する。
安倍総理は近しい議員やスタッフに、『(総裁選に勝って)石破さんと彼を支持した人たちを干す』と胸の内を明かしています。目的は単に勝つことではなく石破派の殲滅(せんめつ)で、今後、二度と彼が総裁選に立てないようにするべく、完膚なきまでに叩くことです」
 そうした思惑は、安倍総理が側近に漏らしたという次の言葉に集約されていると言えそうだ。
「彼(石破氏)、まさか(総裁選後に)要職に就けるなんて思っていないよね」
 報復人事はなしで、試合が終わればノーサイド……。やはりこのキレイゴトは虚しく響くばかりなのである。
 
 

これ『“石破茂は裏切り者!” 安倍総理の「総裁選オフレコ発言録」』と題した週刊新潮201896日号掲載記事である。

 
 
恐らくこの女々しい首相の安倍さん、石破さんを野党の小沢さんより嫌いだろう。そう考えるのが安倍さんと言う人間の本質だ。6年弱も日本国の総理をやりながら、北方4島問題や北朝鮮拉致問題の解決の糸口さえやれなかった男である。たかが自民党総裁対立候補の石破さんを潰すの干すのと言う次元に浮かれているとは、横綱相撲である筈なのに、情けない男である。またそんなしょうもない男に何も言えない自民のバカ議員連中、病気で言えば余命いくばくもない癌患者に等しい。世の中に完璧な人間等いないのは事実だが、少なくとも他人にモノ言う時には、自分の結末(モリカケの真意)を言ってからにするもんだが、それもしないで良く他人を潰すの干すのと言えたもんだ。この男は人間として恥ずかしさも知らないみたいだ。この上はいくらかでも良い、石破さんには今回の自民総裁選挙では、勝てなくても良い、一泡ふかして次期総裁選に勝利して、安倍一派を徹底的に潰して干してもらいたいものだ。