安倍自民の改憲1直線 公明が後ずさり 無理もない国民投票で危ういと見たからだ!

 どこまで公明党は本気なのか――。自民党の「憲法改正推進本部」は、20日、憲法9条の改定を盛り込んだ論点整理案を了承した。自民党は、来年の通常国会の会期末(6月)までに改憲案を発議するつもりだ。
 ところが、フジテレビによると、連立を組む公明党の幹部は「9条を持ち出すなら連立を離脱する」と明言しているという。斉藤鉄夫幹事長代行も、改憲についてラジオ番組で「そこまで盛り上がっていない」とクギを刺している。
 もし、公明党が連立から離脱したら、安倍政権は参院で3分の2を失い、改憲は不可能になる。それどころか、安倍首相の“総裁3選”も吹っ飛ぶのは確実だ。これまで“下駄の雪”となり、自民党の言いなりになってきた公明党は、本当に連立から離脱するのか。
公明党憲法9条の改定だけは、本気で止めるつもりです。やはり、10月の衆院選で大敗したことが大きかった。5議席も減らしただけではなく、初めて比例票が700万票を割ってしまった。敗因は、公明党の党是は平和なのに“安保法”や“共謀罪”に賛成したことでしょう。支持母体である創価学会の会員が離反してしまった。創価学会の婦人部は、反戦や平和に対する思いが強いですからね。もし、公明党が9条の改定に賛成したら、支持離れが決定的になってしまう。ただ、9条改定に反対しても、連立離脱はせず、与党内野党に徹するはずです。いずれにしろ、公明党の賛成を得られず、安倍首相が9条改定を強行するのは難しいでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
 
 公約した9条改憲の発議を実施できなければ、保守派を中心に批判が強まり、安倍首相の求心力が急降下するのは確実。
■“安倍降ろし”加速の可能性も
 ただでさえ、安倍首相に対する“飽き”が国民と自民党に広がっているだけに、来年秋の総裁選は出馬断念に追い込まれてもおかしくない。実際、改憲を断念したら、もう安倍首相にはやることがない。
「安倍首相に“飽き”がきているのは、公明党も同じです。総裁に3選されたら、あと3年も続くことになる。もちろん、表立って“安倍降ろし”はやれないし、やらないでしょうが、自分たちと考え方が近い首相を誕生させたいのがホンネです。自民党議員の大半は公明票がないと当選できないだけに、公明党が動いたら一気に“安倍降ろし”が強まる可能性があります」(政界関係者)
 公明党は本当に“下駄の雪”をやめられるのか。
 
 
これ『公明幹部が明言 9改憲なら連立離脱」どこまで本気か』と題した日刊ゲンダイ20171222日の記事である。
 
 
確かに学会票の低下がそうさせてはいるが、要は期は熟さずが本音であろう。そして究極は国民投票での危うさであろう。確かに安倍自民が言うようには、国民に憲法9条の是非論は浸透してないのが現状である。国会論議はまだ良いが、国民投票での黒白は待ったなしだ!どんな理屈をつけても、改憲論議はそれで終わってしまう。優先順位にしても政府が考えるようには国民は改憲論重視してない。つまりは直接の影響は少ないと考えているからである。そんな事より毎日の食卓に並ぶ食材の高騰だ。
政府が重大視してる改憲憲法9条の改定は、私が見るところ、恐らく否決と思われる。今までの世論調査の結果が物語っている。そんなところが公明を悩ませている結果である。まっ!安倍さんやってみたらよい!お手並み拝見だ!