今回の解散総選挙、新党「希望の党」が目玉でありもしかすればヒョットすればヒョットするかも知れない!

 第194臨時国会28日召集され、安倍晋三首相は同日昼の衆院本会議で衆院を解散する。政府は直ちに臨時閣議を開き、「1010日公示―同22日投開票」の日程で第48衆院選を実施することを決定する。民進党前原誠司代表は、小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」との事実上の合流を決断。民進党衆院選候補者が望めば、希望から出馬させたい考えだ。安倍政権に対抗するため、野党勢力結集に踏み切る。
 前原氏は27日、仙台市で「どんな手段を使ってでも安倍政権を終わらせる。野党がばらばらでは選挙に勝てない。力を合わせて日本の政治を変える」と述べた。自身は希望の公認は得ず、無所属で出馬する意向だ。
 民進党幹部は同日の党所属議員の会合で、衆院選対応について「民進党の公認候補は出さない。民進党の党籍を残したまま、希望の党の公認をもらってほしい」と説明した。 
 民進党28日午後1時から両院議員総会を開催し、前原氏が希望との具体的な連携策について表明する。ただ、党内には希望への事実上の合流に異論があり、紛糾する可能性もある。
 前原、小池両氏は26日夜に会談。前原氏は衆院選を「与野党11の構図」に持ち込むため、連携を打診した。民進党の最大の支持団体である連合の神津里季生会長は27日の記者会見で「理念・政策を共有できるところは、少しでも大きい塊になるべきだ」と支持した。
 前原氏は自由党小沢一郎代表とも26日に会談し、両党の合流に向け調整することで一致。民進党内では希望、自由両党と比例代表の統一名簿をつくる案も出ている。
 小池氏は27日、希望代表として都内で結党の会見を行い、「しがらみのない政治を大胆に行っていかなければならない」と訴えた。今回の衆院選には都知事として臨む方針を表明。衆院選後の首相指名選挙への対応については、選挙後に判断する考えを示した。
 同日のNHK番組では、衆院選での候補擁立について「3桁は必要だ」と述べた。
 衆院解散は201411月以来、約210カ月ぶり。首相は1910月の消費税増税による税収増を教育無償化などに振り向ける「全世代型社会保障」を前面に、国民の信を問う考え。「国難突破解散」として北朝鮮への圧力強化も訴える。
 首相は27日、自民党二階俊博幹事長と首相官邸で会談。衆院選に向け「しっかり頑張ろう」と伝え、公明党との協力など選挙態勢の構築に万全を期すよう指示した。
 
 
これ「民進、希望に合流へ=野党結集、安倍政権に対抗―衆院28日解散【17衆院選】」と題した時事ドットコム 9/27() 17:33の配信記事である。
 
 
小沢一郎がかねてより口を酸っぱくして言ってた事がより現実味化して来た。理屈抜きに現選挙制度上、野党は結集しない限り100%勝ち目は無い! そういう意味に於いては、前原党首の決断は評価したい。これに反対する輩はイデオロギーの塊と言って良く、所詮は偉い事しか言えない、非現実主義派と言える。それにしても小池百合子都知事の機を見る動物的政治的勘には恐れ入ったと言うしかない。伊達に政党渡り歩きをして来たのではない事に舌を巻いた。この因を作ったの紛れもなく安倍1強と言われる安倍晋三その人である。何故なら、選挙制度を100%活用し、小選挙区の総取りを至らしめ、独裁を築いた。ある意味恐怖政治ともいえる手法により、長期政権を作り「政治主導」ならぬ「官邸主導」型政治を作り上げた。見方によっては安定型政治と言えなくもないが、戦後政治に無いスタイルのため、正直不満と飽きが交錯した状況を作り過ぎてしまった。そのウップンがジワリと出て来た表れが小池百合子都知事率いる「希望の党」と言える。本来その受け皿となるのは「日本維新の会」の筈だったが、橋下徹大阪市長の政界引退により松井党首ではカリスマも無く、そこら辺のヤクザが政治屋になった感が否めないため、その任果せず、代替政党としての「希望の党」の新鮮味が小池百合子都知事知名度と相まって、「これは」と迎え入れられたのかも知れない。
選挙制度においては、ヒョットすればヒョットするかも知れない要素がかなりあると私は思っている。もしかすればとんでもない結果と言う事もあり得るかも知れない。それを一番恐れているの、今の自民党の中でも、政策立案能力無くても、それらをいち早くかぎつけられる、二階幹事長かも知れない。