「いきなりですよ、いきなり」
「二階さんほどのベテランが、わざわざ記者会見の場で、総理への不満を発言したのには意味がある。1つは、『どんなバカな奴でも子分はかばう』という姿勢を派閥メンバーに見せること。もう1つは、わざと怒りを見せることで、別件での“配慮”を求めたのでしょう」
その別件とは――。
2人は、前回衆院選で無所属で自民党候補を破り、当選を果たしている。二階派の特別会員であり、二階氏は自民党入りを認める意向だが、他派閥の反対でいまだ決着していない。実は、二階氏は今村氏更迭の当日、講演で復党問題についてこう吠えた。
「文句があったら私を幹事長の席から追い出してみろ」
官邸関係者が解説する。
「今村氏の大臣更迭を呑んだ代わりに、こじれていた復党を認めろというサインです」
二階氏といえば、自民党総裁の任期延長問題でも真っ先に賛成の声をあげ、幹事長になると「連続3期9年」に延長する党則改正を主導した。安倍首相が連休中に突如打ち出した憲法9条に第3項を付け加える形での改憲にも「積極的に支持し、協力していくことが当然だ」と応じた。
「安倍首相は、自らの意図を先読みする政治センスと、難しい案件をまとめる調整能力の高さは評価している。一方で、“要求”も多く、敵にまわすと厄介。いわば戦略的互恵関係なのです」(前出・官邸関係者)
「『一帯一路』は欧州からアジアにまたがるインフラ建設が“本丸”。中国の投資額は500億ドル超で、二階氏がこれを見逃すわけがありません」(永田町関係者)
これ「安倍首相への不満を口にした二階幹事長、本当の狙い」と題した文春オンライン5月10日7:54の記事である。
悪いがこの党人派の御仁、議員としての政治政策にはからっきしダメと来ていて、事政局がらみの事になれば人間が変わる。よい例は、NHKの日曜討論等に出させれば、殆ど野党の論客には返答も出来ない位疎い。が安倍首相の風下の自民の幹事長になれば、それこそイキイキして目を輝かして生き返る。この人の性格を見抜いて自党の№2にしたのはさすがと言わねばならない。が上記事のような知能はこの人にはない!とにかくイエスマンだけで安倍さんはこの人を幹事長にした訳では無い。安倍さんには珍しく先の先まで考えて、恐らく総裁任期の密約を持って幹事長に登用したのだと言う事だ。悪いがそこまで安倍さんは頭は回らない。恐らく誰か解らないが、戦国の上杉景勝の直江兼続や、武田信玄の山本勘助、豊臣秀吉の竹中半兵衛のような軍師が居たのだと思う。