「森友学園問題」当初よりこれに安倍晋三首相名あり、財務省のり弁書類提出、忖度隠ぺい?

 国有地の取引交渉の初期段階に、安倍晋三首相の名前が財務省に伝わっていたのか。森友学園への国有地売却問題で8日、学園が2013年9月に提出した国有地の取得要望書類の記載をめぐって衆院予算委員会で論戦があった。設立予定の小学校名に首相名があった疑いを指摘した野党に対し、財務省は「不開示情報」として説明を避けた。
 学園の籠池泰典・前理事長は8日夜、取得要望書類として提出した小学校の設立趣意書に、開設予定の校名として「安倍晋三記念小学校」と記載したことを朝日新聞の取材に認めた。
 同日午前の衆院予算委で、民進党福島伸享氏が同様の指摘をした。
 福島氏に財務省が開示した資料では、設立趣意書のタイトルのほか、内容が記された部分が黒塗りだった。福島氏は籠池氏からの聞き取り結果として、タイトル部分に首相名を冠した校名が記載されていた可能性に言及。籠池氏や籠池氏の長女で学園の現理事長に開示の同意を得たとして、説明を求めた。
 これに対し、財務省の佐川宣寿(のぶひさ)理財局長は「学校の運営方針に関わることなので、情報公開法の不開示情報になっている」と答弁。籠池氏らからの同意があっても、学園が民事再生手続き中であることを理由に、開示するとしても管財人への確認が必要であるとした。
 また、「タイトルがなぜ不開示情報なのか」と追及した福島氏に対し、「その下に書いてある学校の経営方針と一体となっているため」などと説明。福島氏は「まさに安倍晋三という名前が、特例(の契約)を得られるためのノウハウになっているから示されないということ。なぜそこまで忖度(そんたく)するのか」と述べた。
 
 

これ『「安倍晋三小学校」記載の資料? 財務省は黒塗り開示』と題した朝日新聞デジタル5/9() 9:05の配信記事である。

 
 
しかし役人と言うのは賢いのか馬鹿なのか良く解らないが、ズルさだけは秀でてると感じた。普通こんな書類を出せば、語るに落ちるのに平気なようである。要はクロよりはグレーを選んだと言う事だろう。グレーでも証拠さえ出さなければと言う事か。さすが役人の知恵は恐ろしい。以前より私は指摘していた、役人のための「個人情報保護法」ここでも十分発揮だ。
でもこれでこの「森友学園国有地格安売買問題」財務省側の安倍首相への忖度だったことがはっきりした事だけは解ったと言う事である。これだけはっきりした不正事件は他に無い。何故検察は動かないのか。不思議である。これだけ長きに権力持った日本の宰相未だなかった。だからこそ好き勝手にした安倍首相なのだろう。この状態を慢性化してはダメである。わが日本国はあの権力まみれの韓国とは違い、民主国家なのである。好き勝手し放題の「憲法改正」も内部より慎重論が出始めた。当然の状況である。