平成30年9月までとなっている安倍晋三首相の自民党総裁任期延長をぶち上げた二階俊博幹事長の発言に波紋が広がっている。二階氏は年内に結論を出す意向だが、党内では「早すぎる」との懸念が出ているほか、「ポスト安倍」の面々は警戒心を隠さない。
党則は総裁任期を最長で連続2期6年までとしている。首相は現在2期目で、残りの任期は約2年だが、二階氏は3日のテレビ番組で「3期9年」への党則改正を念頭に「もう少し延ばしていいのではないか」と述べた。記者団には結論を出す時期について「政治スケジュールのテンポとしては年内だ」と踏み込んだ。来年の党大会での党則改正をにらんでのこととみられる。
首相が3期目も続投した場合、任期満了は33年9月まで延び、32年夏の東京五輪・パラリンピックの後になる。首相は3日の記者会見で、任期延長について「全く考えていない」と述べた。ただ、首相は任期中の憲法改正に意欲的で、延長されれば約5年の猶予が生まれることになる。
一方、ポスト安倍の有力候補の心中は穏やかではない。今回入閣を固辞した石破茂前地方創生担当相は4日、記者団に「今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と述べ、延長論を牽制。岸田文雄外相も3日夜の会見で「任期のさらに先のことを今から話すのは、随分気の早い話ではないか」と述べた。安倍政権が今後5年続けば「ポスト安倍」の対象が自分たちの世代を飛び越しかねないとの焦りも見え隠れする。
首相の出身派閥の細田派内からも異論が上がった。下村博文幹事長代行は3日のテレビ番組で「二階氏の発言はありがたいが、早い。延長して仕事するのが当然と思われるのは、あまりプラスにならない」と述べた。首相を支持する派閥領袖も4日、時期尚早との認識を示し「次期衆院選の結果を見て、その時の世界がどうなっているかだ」と語った。
これあの小沢手法の熟知する老獪な二階さんの言葉とは思えない。普通考えればこんな言葉は公に発信しない、出来ない筈なのだが・・・・・・・・・・・・
何か裏があるとしか思えない。これは正攻法の小沢手法には反する。私は逆に中曽根手法を感じる。安倍さんに指名されての幹事長だから当然安倍寄り?の筈?
どうも私は何かのベクトルを感じる。名指しはしないが用意周到な安倍潰しではと感じる。やはり裏にあの人? 保守の安倍さんやり過ぎた?