参院選が公示された 私の予想は野党の勝ちだが・・・・・・・・・・

 参院選では改選数1の「1人区」をどう戦うかが与野党の勝敗を分ける傾向にある。民進、共産、社民、生活の野党4党は全国32の全1人区で候補者を一本化し、過去2回の選挙で続いた「自民党優位」からの転換を目指す。一方、「与党で改選過半数」(61議席)を目標に掲げた安倍晋三首相は、激戦が予想される選挙区を中心に公示前から応援に入り、引き締めている。
 最近の参院選をみると、2010年は野党だった自民党が1人区(29選挙区)で21勝8敗と大きく勝ち越し、改選第1党になった。13年は31選挙区のうち29選挙区を制し、同党の圧勝で国会の「ねじれ」が解消した。旧民主党は1人区で議席を得ることができなかった。
 今回、1人区の野党統一候補の内訳は、民進党公認15人、共産党公認1人、無所属16人。野党4党は安全保障関連法の廃止を一致して訴える。山梨では旧民主党の元職が無所属で立候補し、奈良ではおおさか維新の会が候補者を擁立したため野党系が競合した。それ以外の30選挙区は事実上、与野党一騎打ちの構図だ。ただ、野党4党の協力には各地で温度差があり、選挙戦でどこまで有権者に浸透するかが焦点になる。
 自民党は全32選挙区で公認候補を立て、比例代表での協力を巡って調整がつかなかった徳島・高知を除き、公明党の推薦を受けた。与党は1人区で民進、共産両党が組むことに警戒感を強め、基本政策の異なる「野合」だと批判を繰り返している。
 「2人区」(改選数2)は前回から6減の4選挙区。自民、民進、共産3党はすべてに公認候補を擁立した。広島では維新と日本のこころを大切にする党を含む5党の争いになった。
 改選数3以上の9選挙区のうち7選挙区では自民、公明両党が競合した。公明党は定数が増えた愛知、兵庫、福岡に新たに候補者を立て、前回より「与党競合区」が増えた。両党はダブル当選で議席増を狙うが、選挙区によっては自民党支持層に戸惑いも広がっている。
 民進党は北海道(改選数3)、愛知(改選数4)など地盤の強い5選挙区でそれぞれ2人ずつ公認し、党勢回復の足がかりを作ろうとしている。1人区で他党に譲歩した共産党は、複数区ではすべてに候補者を擁立した。
 おおさか維新は前回(当時は日本維新の会)から候補者を大幅に絞り込んで臨む。地盤の大阪以外への支持拡大が課題だ。【小田中大】
 
 
これ『参院選:勝敗分ける「1人区」…与野党一騎打ち』と題した毎日新聞622日東京夕刊の記事である。
 
 
ついに闘いの火ぶたは切って落とされた。
現在までの過去の総選挙は小選挙区制の特色が前面に出て、得票数が議席に直結しない歪が随所に出て、自公の政権が続いている。だが、そのデータを細かく分析すれば、最近の週刊誌等の予想以上に、与野党の接戦が予想される。それは何故か。常に第三局に等しい、極左共産党が、小選挙区に候補を出さず、統一野党を優先し、1人選挙区に候補者を出さない事にある。これにはさすがの安倍さんも危機感を抱き、引き締めを図っている。だからこそ従来の憲法9条憲法改正をひっこめ、経済政策の「アベノミクス」の評価一本やり方針に転換した。従来より政権党が改憲と消費税を前面に打ち出して勝ったためしがないからである。私の試算によれば、野党統一候補が自公の候補者をしのぎ、野党に軍配が上がる。でもこれはあくまでも予想であるから、実際を見てみないと解らないが、私は、現在の「アベノミクス」の失敗(日銀の黒田総裁が間接的ながら、2年での物価上昇2%を上げれなかったと認めた事)が良い例であるからしての予想は、予想を超え実際に近いのではと自負してる。