自動運転車実用化を発表した日産自動車のカルロス・ゴーン社長に異議あり

 ドライバーが操縦する必要のない自動運転車の開発が熱を帯びてきた。日産自動車カルロス・ゴーン社長は17日の講演で、平成28年末までに高速道路の単一車線を自動走行できる技術を導入するなど、実用化に向けたスケジュールを発表した。米インターネット検索大手グーグルも自社設計の試作車を発表するなど自動車とIT(情報技術)の両業界で自動化に向けた動きが活発化している。(田辺裕晶)
  「徐々に(自動運転技術で)カバーできる領域を増やし、ドライバーを車の操縦から解放する」
  ゴーン氏は日本外国特派員協会での講演でこう強調した。日産は28年末までに運転操作がいらない自動駐車システムも導入する。また30年には一般道の複数車線で、車線の変更や急な飛び出しなどの危険を避けられるようにするという。
  実用化の目標時期に掲げていた32年には、歩行者や自転車が往来するため危険回避の難易度が高い交差点の横断なども克服し、日常走行の多くが自動でこなせるようになる見通しだ。
  自動運転はカメラやセンサーなどで周囲の状況を認識し、コンピューターがドライバーの代わりに車を操縦する仕組み。追従走行や車線はみ出しの防止など、部分的な技術は既に各社が実用化を始めている。自動運転車はその集大成だ。
  自動車とITの融合で巨大な新市場が生まれるとの期待は高く、トヨタ自動車も来年以降、関連技術を段階的に導入する。今秋にはゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどと共同で、米ミシガン州に走行実験ができる模擬市街地を作り、開発を加速する。
  ホンダや富士重工業も自動運転技術の開発に取り組んでいる。また、改造した市販車で走行実験を重ねてきたグーグルは5月、ハンドルやブレーキがない自社設計の試作車を公開した。
  ただ実用化に向けては、事故時の責任をドライバーとメーカーどちらが負うのかなど、議論が必要な部分も残る。トヨタは「人がまったく関与しない車を商品化するつもりはない」(加藤光久副社長)としており、当面はドライバーの支援技術として普及を図るとみられる。

これ「自動運転車をまず高速道に 日産が28年の導入表明 各社、新市場へ開発加速」と題した産経新聞 7月18日(金)7時55分の配信記事である。

 私は反対である。と言うのも条件付きなら異論はないとの立場である。
 話はそれるが、私は身障者である。正直私の一番望んでいた車の実用化である。待ちに待ったと言って良い筈なのだが、チョッと待った!
 もし万が一事故ったらどうなるのか。だって自動運転だったら、運転者に罪あるのか?それとも自動運転を開発したメーカーなのか?こんな疑問が湧いてくるのである。確かに訴訟社会の欧米には向くだろうが、どちらかと言えば完璧型の日本人にはどうなのだろうか。私はそこら辺の法整備を考えてからでないと、私はYESと言えないのである。でも今脳出血で視神経を痛めて、車の運転の出来ない私には、ノドから手が出る代物でズーッと待っていたのも事実である。