参議院選比例区の投票結果をデータ化したら面白い事に気付いた

 ようやく長い選挙運動を終え21日投票が終わり、下馬評の如く自公の圧勝に終わった。ついこの間だと思った政権交代が振り出しに戻り、今度の参議院選が本格的主戦場と考えたが、こうも有権者の心がころころ変わった国政選挙も無かったように思われる。これも1993年(平成5年)の春に時の自民宮沢内閣の宮沢総理が、今の選挙制度への改革への意思を当時のテレビ朝日ニュースステーション久米宏に問われ、揚げ足を取られるように約束をしてしまった事がそもそもの発端だった。これが元で初めての政権交代が起き、当時画期的な8党連立の細川内閣が誕生した。細川が突如国民福祉税構想をぶち上げその頓挫後直ぐ羽田内閣が発足したが、ムーミン事さきがけの武村正義の諜略に合いあえなくその政権も短命で終えたが、驚く無かれ生来の水と油の関係の自民と社会の政党が手を取り合い、社会党の村山内閣を翌年の6月30日に成立させた。この当たりから政治が混迷し始めたと言って良い。イデオロギーが片端に追いやられ、本来の政策連携が崩れ、権力を得るためだけの、数合わせに近い現在の政権の典型が作り出された。政治的には野合と言っても良い。そして自民に戻り、橋本、小渕、森、小泉と繋がって行った。そして自民最後の麻生内閣が前任者(安倍晋三福田康夫両総理)の政権投げ出しの不評をもろに被り、頓挫してしまい、画期的政権交代が起きてしまった。そして政権を頂いた民主党オウンゴールにより再度の政権交代が起きてしまった。
 こうやって時系列的に時の政治を眺めてみると、民主的に有権者の判断を仰いだ結果としたなら、本に些細な事により、有権者の意思が変わる事がハッキリした事を考えれば、本当に国政選挙は怖いものだという事を思い知らされた選挙ではあった。
 それらの一端を知りたくなり、私は21日の投票結果をデータ化してみたので紹介したい。自分で作って見た投票結果数字だがかなり面白い事に気付いた。どうぞ皆さんも思い思いに考えて頂きたい。
 
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