30年前の1993年(H5.8.9)の政権交代に思う事

 今から30年前の1993年の夏に政権が交代し、非自民非共産による8党連立の政権が起立し戦後最大の野党連立の政権が出現した。これは長年の自民党政治に飽きた事と合わせ最大の原因は当時の宮沢喜一内閣大臣の政治改革をやると言ってやらず、結果的に嘘ついた事による「嘘つき解散」が発端だった。これに最大派閥だった竹下登竹下派の中の小沢一郎羽田孜を始めとする7奉行の一部が造反し、結果的に内閣不信任案が可決して生まれた事だった。それで細川連立政権が誕生した。自民党内の反乱がもたらした結果となり、以後党や派閥の縛りが無くなる中選挙区選挙時代から小選挙区選挙時代へと変わる時代に移る事となる。そしてその結果2009年(平成21年)の7月に当時の政権の判断で衆議院が解散され、8月30日に衆議院議員総選挙が実施され自民党の大敗が決まり、真の政権交代が生まれて行く。この時衆議院全体の議席480議席のうち野党民主党は308議席を獲得し第一党となり、二番目の勢力は自由民主党で119議席と真逆の結果になってしまった。正に画期的だった。思えばこの時の中心人物がやはり小沢一郎だった事が後に壊し屋として他党から標的にされる事となるのだが、その当時の小沢一郎の大ファンだった私としては、決して彼が考えた二大政党制のための小選挙区制がその後を見れば、果たしてこの我日本に合っていたかは甚だ疑問である。