今の民主党代表選は麻薬か?

 民主党代表選(10日告示、21日投開票)で細野豪志環境相は5日、出馬の意向を固めた。細野氏は同日夜、周辺に「これだけの人が出馬を要請してくれるのだから、真剣に考えなければいけない」と語った。一方、自民党総裁選(14日告示、26日投開票)で再選を目指す谷垣禎一総裁と、出馬に意欲を示す石原伸晃幹事長は5日、陣営の一本化に向け模索を始めた。
 細野氏の支持議員は6日午後、出馬要請する。立候補すれば野田佳彦首相の有力な対立候補になる。
 細野氏擁立をめぐっては、前原誠司政調会長を支持するグループの小川淳也政調副会長や小沢一郎氏にかつて近かった階猛衆院議員、菅直人前首相のグループの津村啓介衆院議員が中心となって多数派工作を展開している。中間派の鹿野道彦農林水産相のグループ幹部も細野氏を支持しており、擁立に向けた動きが強まっている。 
 一方、自民党総裁選をめぐって、谷垣、石原両氏の側近たちは5日夜、都内のホテルに集まり、他候補の動きなど情勢分析を交えて協議。両氏が直接会談し、結論を探る方針を固めた。
 また、安倍晋三元首相は5日、派閥横断の支持議員による「新経済成長戦略勉強会」の初会合を開き、47人を集めた。町村信孝官房長官は同日の陣営会合で7日午後に出馬表明を行う方針を決定。石原幹事長を支持する「勁草(けいそう)の会」も、石原氏への出馬要請を7日に行うことを決めた。
 
 
産経の報道である。

 
 
 今度の総選挙で惨敗が確実視される中での民主党代表選出馬は、真の日本国のトップを意識した立候補ではない、と言う事を知らない議員連中では無いだろう。しからばじゃぁ何故に皆それに拘るのか。要は一生に一度でも総理総裁になったみたい人と、今後のステップを考え本当にそれを狙う人なのではあるまいか。さしずめ細野豪志環境相の場合は後者であろう。現職以外は正に前者の感が強いと思う。そうなった場合は随分と日本国の宰相も安くなったものである。
 いづれにしても今の民主党代表選は、麻薬そのものでしか無いし、火事場の泥棒みたいなものである。