大阪維新は何を考えているのだ

まず1週間前の読売の記事をご覧あれ
 
 地域政党大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は、衆院選公約となる「維新八策」に関する9月の公開討論会の審査員に、維新ブレーンで八策策定でも助言を行っている竹中平蔵総務相堺屋太一経済企画庁長官らを充てる方向で調整に入った。
 維新関係者によると、他に橋下氏と幹事長の松井一郎大阪府知事政調会長の浅田均府議会議長の維新3役や、経済界から更家悠介・サラヤ社長らが候補に挙がっている。
 公開討論会で維新は、次期衆院選に向けて合流する国会議員を選考。八策で掲げる道州制や消費税の地方税化、環太平洋経済連携協定(TPP)参加などに賛同できるかどうか審査する。
 討論会には、民主党松野頼久官房副長官自民党松浪健太衆院議員ら国会議員のほか、維新が衆院選への擁立を検討する東国原英夫・前宮崎県知事らも出席する予定。

 
 これ2012年8月31日夕方の読売の報道である。

 
 
 しかも、国政進出後政権を取った暁には、このお二人に閣僚をもお願いするとの事。
 
 いやはや、私には橋下さんの考えが解からなくなって来た。今まで話が上った人は、私も記事にしたが、東国原英夫・前宮崎県知事、中田宏横浜市長、それに堺屋太一経済企画庁長官はまだ良いとして、問題は竹中平蔵総務相である。私が嫌いだからかもしれないが、この竹中さん、小泉改革の首謀者ではないか、郵政改革から、小さな政府を目指し、何も解からない唯のパフォーマンスの小泉元首相に代わって、言わば現在のデフレ不況の源を作った張本人ではないか。確かに彼の業績を評価する人間も居るには居るが、私を含めた大方の人間はそれを評価どころか、経済政策の失敗の大罪人と見ているのも事実である。このような人間に今から閣僚等とは、橋下さんは100年早い。せっかく国民が新鮮なものを食べたいと願っているのに、これではわざわざ、腐りかけてるものを出して、食べて下さいと言ってるようなものである。
 
 私は彼の即断と実行力に惚れていたが、メディアの中には、決して信用出来ないと考えている見方を私自身心で否定して来た事も事実である。しかし、平気でこのような事を行う橋下さんは、案外メディアの通りの人間なのではとも思うようにもなって来た。何か選挙が遠のけば遠のくほど、橋下さんのメッキが剥げて来るのが悲しいこの頃ではある。