現状認識の無い政治屋ここにも居た-----下地国民新党幹事長

 国民新党下地幹郎幹事長は4日の記者会見で、民主党代表選の事前説明会に立候補予定者の氏名を明記した参加者が7陣営に上ったことについて「与党で党首に選ばれた人は首相になる。人物の大きさとか、首相になれる器の者が民主党にこんなにいっぱいいるとはボクには思えないですけれど…」と、民主党の現状に苦言を呈した。
 
 
産経の記事である。
 
 

 そもそもこのお人は、亀ちゃんを追い落として、母屋を乗っ取った人である。例え法的に許されても、日本古来の慣習では許されはし無い。昔ある著名デパートの実力社長が、役員会でもって、緊急動議で解任されれ「なぜだ!」のセリフを残して去っていった例があったが、この国民新党の場合はその社長に落ち度が無かったのに、多数決で解任されてしまった。こう言う場合普通解任された方が当り前だとの風潮になるのだが、この国民新党の場合は、解任された方が解任した方より同情を集めた、特異な現象と相なった。それだけ亀井静香個人の人気と存在感の上に立っていたと言う事にもなるのだが、この党の自見代行の他、この下地幹事長たちにはそう言う意識は0に等しかったと言う事になる。ただ単純に、与党に居たいだけだったと思わざるを得ない。そして前記の下地幹事長の談話である、現状認識に疎いにも程がある。だって今の民主党が政権党を担える確率は殆んど無いに等しい。例え民主党の党首になろうとも、それは野党の党首でしか無いのである。首相になれる事等皆無に等しいのである。もちろん実際選挙が行われていない現段階での話だから、普通はそこまで言えないのが普通であるが、今回の選挙に関せば、民主党は詐欺政党のレッテルを貼られ、もう二度と政権復帰は叶わないのが確実であり、そう言う中で、万に1つも無い首相になれる器云々の話等、天地がひっくり返っても無い話等、現状認識の無いバカな人間と言わざるを得ないのである。
 そんな事より、自分のとこの国民新党の仲間が、全員国会に戻ってこれないかも知れない事を考えたほうが良い。何故なら、ただ単に与党に居たくて、詐欺政党民主党と共同歩調をとって来ただけの党だから。