昨日（８月１日）のＮＨＫ日曜討論を見て

与野党激突どうなる“ねじれ国会”７月３０日、臨時国会が召集された。
衆参両院で多数派が異なる、いわゆる“ねじれ国会”での与野党攻防がどうなっていくのか、注目されている。
また、菅政権は、来年度の予算編成の概算要求基準を閣議決定。
厳しい財政状況の中で、どのように予算編成を進めるのか、焦点となっている。

今回の日曜討論は、与野党の幹部がスタジオに集結し“ねじれ国会”への対応、来年度の予算編成などをめぐり徹底討論している。

○出　席
■民主党幹事長・枝野幸男
■自由民主党幹事長・大島理森
■公明党幹事長・井上義久
■みんなの党幹事長・江田憲司
■日本共産党書記局長・市田忠義
■社会民主党幹事長・重野安正
■たちあがれ日本幹事長・園田博之
■国民新党幹事長・下地幹郎

○司会
ＮＨＫ解説委員影山出夫

　臨時国会が召集されて初めての討論会。私は昨年の政権交代以後欠かさず見てるが、今回の討論で感じた事を列挙してみたい。

　このブログでたびたび指摘して来た事だが、民主党枝野幹事長が参議院選以来の批判で、いつもの彼特有の流暢さが消え、何か人間的に一皮剥けたみたいに気遣いが解るようになって来た事を感じた。遠慮してるように見えたからそう感じたのかも知れないが、いづれにせよ悪い事では無い。
　面白いのは大島自民党幹事長だ。私はいつも、与党自民党で自分らがやってきて何言ってるんだと批判してきたが、よく考えてみると、この人は自民党史で、三木派傍流で、いつも反主流で主流派に殆んどなっていないから、なるほど、とうなづけた。でも野党になると本当に自民党の皆さん立派な事言うねエ。やはり責任を直接被らなくていいからなんだろう。
　公明党は、私はいつも批評の対象外にしてきたが、驚く事に私が何度も指摘して来たが今回も参議院の法務委員長をまたもや確保した事である。S４０年７月３０日の和泉覚委員長より数えて今回の浜田昌良委員長で連続３８回目の公明党委員長である。こう言う事に他党は少しも異議を挟まずおかしいのではと私は考える。これなんか創価学会のカリスマ池田大作の国会招致を阻むのが狙いと誰しもが解る事、しかし、誰も言わない。何で公明党に気兼ねしてるのか、何かあると疑わざるを得ないのである。不思議なものだ。この参議院選挙時の池上彰の選挙スペシャル(テレビ東京とBSジャパン）の池上さんを連れて来て、質問させたいものだ。
　後は江田みんなの党幹事長だが、ズバズバ気持ちよいくらいに切り込むが、すべて、橋本龍太郎首相の首席秘書官の幻想に酔っていての話だ。私から言わせればBig Mouthに近い。
　話として私は一番まともなのは、下地国民新党幹事長位なもんである。