NHK日曜討論 予定と違った 『どうする原発再稼動問題「エネルギー政策を問う」』を見て

 実は新聞のテレビ欄やNHKのHPでも7月17日のNHK日曜討論の予定は、「細野大臣に問う 原発再稼働は?事故収束は?」となっていた筈だが、実際放送されたのは表題の『どうする原発再稼動問題「エネルギー政策を問う」』だった。NHKに何かあったのか。それとも細野大臣と予定してた下記の方々が都合悪かったのか、いづれにしてもNHKからは番組の中でも、HPでも何の説明も無かった。不思議な事である。
 悪く解釈すれば私は、この出席を予定してた方々に対して、政府側が何かしらのアクションを起こしたとしか考えられないが、とにかく先週と全く同じメンバーの討論と相成った。
 
○出席を予定してた方々
原発事故担当大臣/細野豪志 さん
経済同友会代表幹事/長谷川閑史 さん
東京工業大学大学院教授/柏木孝夫 さん
立命館大学教授/大島堅一 さん

○実際にご出席の方々
内閣官房副長官福山哲郎さん
自由民主党 経済産業部会長/西村康稔さん
公明党 幹事長代行/斉藤鉄夫さん
みんなの党 政策調査会長浅尾慶一郎さん
日本共産党 原発・エネルギー問題対策責任者/笠井亮さん
社会民主党 脱原発自然エネルギーPT事務局長/服部良一さん
たちあがれ日本 参議院幹事長/片山虎之助さん
国民新党 政務調査会長亀井亜紀子さん

○司会
NHK解説委員 島田 敏男

 この番組の感想記事に入る前に、私は、ある方の原発の考え方をブログで見てて、やはり原発は廃止するべき方向に傾いていたが、ちょうどある番組を先々週から見聞きしてみて、いやそう考えるのは当然だが、早急にその結論にするのは無理があるのではとの考え方に変って来たところでもあった。と言う事を初めに申し述べておきたい。
 私が最初に、原発は廃止するべきと思ったのは小出裕章京都大学原子炉実験所助教のお話を毎度聞いてからである。その小出助教の「どんなに立派な機械でも必ず壊れる」を聞いてからである。
 
 しかし私は最近のこのてのニュースや別の方々の考え方を聞いてるうちに、変わってきたのは事実である。
 それは何故か。今の原発問題の核心である。
 
 私は、言い方と例えが悪いと怒られるかも知れないが、この問題は、時期が来るまでの「今日のコメ」の考え方の違いと結論付けた。
 つまり、昨日までの政策と現実問題とのある程度のギャップの認識である。私は決して命を軽んじてるつもりは無い。人間の命は「想定外」より重い事も解っている。しかし、最近のマスコミでの電気の発電量の余力や、原発に頼らずともの考え方に私は少し早急と短絡のきらいを感じている。自然エネルギーへの転換はもっともであるし、否定するものでも無い。がしかし、原発停止後の電気の安定供給の柱になるであろう火力発電が、もし、代替の自然エネルギーが間に合わない時に大地震が起きて、火力発電所への燃料補給が出来なかったらそれこそ、絵に描いた餅になってしまう。そうなれば、他のライフラインが復旧しても、発電が伴わずと言う事になる。そうならないと言う確証も無い、それこそ「想定外」になってしまう。だからこそ私は、「今日のコメ」と言う表現を使った。
 
 これが私の気持ちの変化である。
 
 NHK日曜討論の感想の話に戻る。
 私が長々と気持ちの変化をつづった考え方は、この番組を見たら、私は知らないうちに、自公や、たちあがれ日本の政党と同じになったように感じている。よりによって、私の一番嫌いな政党にである。あーヤダヤダ。これも私にとっては、一番嫌いな菅直人のせいであろう。何故なら彼の考え方から離れよう離れようと考えれば、必然的に対極の考え方に似てくる良い例なのかもしれない。ある意味、この菅直人と言う男、こう言う事でも迷惑をかけてる、悪い男である。
 
 話がまるっきり変るが、最近腹を抱えて笑った可笑しい事を紹介してこの記事を終えたい。
 
 それは、ある小学校での先生の話である。
 
 ある先生が、ある日ある生徒に、どうして宿題をしてこなかった?。と返事によっては叱ろうと思って聞いたら、その子供曰く「ある一定のメドが付くまでは・・・・・・。」と答えたそうな。こんな冗談にまでなってる事を、日本国宰相菅直人は知るべきである。