普段ニュース以外は殆どテレビの観ない私にとってのテレビ番組とはこのNHK「新プロジェクトX」以外には無い。正に感動と涙の連続である。我々視聴者にとっては、テレビモニターに映る以外のその裏側は知る由も無いが、製作者や編集者のその苦労は並大抵では無いと察してる。本当にありがたく感謝したい気持である。今回「クルーズ船 集団感染 〜災害派遣医療チーム 葛藤の記録〜」を視た。新型コロナという新たな恐怖に直面したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」。712人が感染した大規模クラスター。混乱と脅威に立ち向かった医療者たちのドラマであった。僅か45分のドラマだったが、「DMAT」と呼ばれている災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略して呼ばれてる)の死と隣り合わせの行動によって救助される様子が手に取るように描写されてる現実を視れば、誰でもその感動と涙を出さずにはいられない。これがテレビ番組だと思わずにはいられない。いつも貶(けな)してばかりで申し訳ないのだが、芸能人の一挙一投足をこれでもかこれでもかと放送する事しか能のないフジテレビはこう言う番組作り出来ないのだろうか? 何か公共放送テレビ局としての質が無いのかあるいはテレビ局としてのコンセプトがまるで無いのか、報道としての日曜日の特番日曜報道THE PRIMEを見ても、橋下徹さんを使ってはいるが、それなりの識者からしたら、NHK,TBS,それにテレビ朝日の報道ニュースと比べたら報道の素人としか思えない構成である。面食らう事柴々である。どだい日曜日にフジの報道ニュース何て見る視聴者居るのだろうか? フジは何か勘違いしてるのではと思わざるを得ない。やはりそれなりの報道番組をやるんだったらそれは平日のゴールデンタイムでしかないだろうと私は思う。コンセプトの違いでしか無い。