千葉県議選、千葉県選管のエゴか浦安市長のわがままか

 選挙の告示以来対立が続いていた千葉県と浦安市、このまま行けば浦安市選挙区で投開票が行われない場合には、当選人が決まらず、再選挙が行われる見通し。県選管によると、4月12日の選挙会で当選人なしと確定してから2週間の異議申し出期間を置き、異議がなければ50日以内に再選挙が実施される。現職2人の任期満了は4月29日。再選挙が行われるまで数週間、同選挙区の県議が空席となる見込みだそうである。NHKの報道では「浦安市は万難排し選挙を」と題し、次のように報道している。『片山総務大臣は、閣議のあとの記者会見で、地震で被害を受けた千葉県浦安市が、1日に告示された千葉県議会議員選挙の延期を求め、選挙準備を進めていないことについて、法律上の責務なので、万難を排して選挙の管理執行に当たってほしいと強調しました。
千葉県浦安市は、今回の地震で市の4分の3の地域が液状化し、投票所にも被害が出ていて安全に投票できる状態にないとして、1日に告示された千葉県議会議員選挙の投票や開票の準備を進めていません。これについて片山総務大臣は、閣議のあとの記者会見で「市の側には混乱している事情もあるようだが、県の選挙管理委員会によれば手が足りないところは県が全面的に協力するという前提で実施できるということだった。総務省としても職員を派遣して被災状況をつぶさに視察させ、県選管の見解や判断も数回にわたって聞いたうえで、選挙を延期する必要はないと判断をした」と述べました。そのうえで片山大臣は「選挙は、民主主義の社会で、自分たちの代表を選ぶ非常に重要なプロセスで、ルールに基づいて厳格に行われなければならない。多少困難があるにしても、拒否をするということがあってはならず、選挙管理委員会として自覚を持っていただきたい。法律上の責務なので、市の選挙管理委員会は、万難を排して、選挙の管理執行に当たっていただきたい」と述べました。』としている。
 
 色々な情報を総合してみると、ネットでは約4人に3人の方々は、浦安の松崎市長のわがままとしているが、私は、逆で、浦安市長が告示前から震災復旧に万全を期したい旨の要望を出していた事を考えると、わがままとは言えないのではと思える。もちろん私は千葉県民でもないし、殆んど仔細は承知をしていず、尚且つマスコミの報道からだけの考えである。浦安の松崎市長がわがままと断じている根拠は、民主主義としての法で決められているとしてるのが殆んどであるとしたら、何と杓子定規かと私は考える。また、長引いたために、何か浦安の松崎市長が意固地になっているようなところもある。こういう場合はやはり、千葉県知事が仲立ちをすれば一番良い筈なのだが、あの森田知事である。単純で思慮深さも無いあの森田知事である。どちらかと言えば空菅首相と良く似てるから、とてもじゃないが指導力発揮とはいかないだろう。私には何か我々の解らないこの方々達の政治的しこり等あるのではと思えてならない。
 
 また、選管当局としては、浦安1市が選挙をやらなければ、またこの1市のために同じ事をやらなければならないその手間隙のアホらしさ故としたら、公務員のエゴと言えるのではないか。もっとも彼らが公費の無駄遣いと考えるほど高貴な考えある訳で無し、その説得力は無い。唯一、森田知事が指導力を発揮すれば何の問題も起こらなかった筈なのに、阪神・淡路大震災の時の神戸ポートアイランド液状化のような浦安の現状を当局は知らないのではと私は思っている。
 
 法で定められた公職選挙法がそんなにも、非常時より優先されるのか疑問に思う。
 
 
 ここまで書いたら、昨日関連ニュースが飛び込んで来た。この浦安市で再来週市議選があり、それは通常通り行うそうである。私はそれを知らなかったものだから、じゃあ私のこの記事はなんだったんだろうと、ある種の憤りを感じた。 

 これは、単純に考えれば何の事は無い、浦安市にしてみれば、最初から県議選と市議選を一緒にと考え、千葉県選管は時期はずれども市議選はやるのに何故県議選は?、だったら法に則ってと言う事になるだけなのである。
 
 私は本当に呆れて開いた口が塞がらない?。要するにお役所仕事の典型であると感じた。これでは本当に県民、市民不在である。
 
 私のこの記事のタイトルは、この記事にふさわしく無いし、真剣に考えた自分に腹が立った。