孤軍奮闘の東芝、被災者仮設住宅用に太陽光発電・省エネ家電を寄付

 東芝グループは、東日本大地震の被災者の仮設・復興住宅向けに、太陽光発電システムと省エネ型家電機器100世帯分を無償で提供すると発表した。
被災地も電力不足で、計画停電の実施が予想される。同社グループは、仮設住宅などに住宅用太陽光発電システム、蓄電池システムと、液晶テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、LED照明といった省エネ家電機器を組み合わせることで、電力需要がひっ迫しても、家庭でのエネルギー管理が可能なシステムとして提供する。
今後、被災地での仮設住宅、復興住宅に関する行政の具体的な計画に併せて、同システムを提供していく。省エネ家電機器については、行政からの要請に基づいて追加提供することも検討する。との報道があった。
 
 東芝と言えば、ウィキペディアによれば、製品の製造からサービスに至るまでの間に、多岐に渡る子会社や関連会社を形成しており、東芝グループの中核に位置する企業である。 東芝の事業は家電や半導体などの他にも、重電機、軍事機器、鉄道車両などの重工業分野にも事業展開をしており日立製作所と比較される事が多く、日立製作所三菱電機とともに 総合電機メーカー3社と呼ばれる。
冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器など家電製品の国産化第1号の製品が多く(電子レンジと炊飯器以外は1930年代に開発された)、白物家電のパイオニアでもある。
とある。
 
 私は東芝と言う会社は、昔風に言えば、頑固な武士魂を持った企業と思っている。

 下手に飾らず、時には渾然と立ち向かう、一本筋の通った社風には惹かれるものがある。思い起こせば、最近まで熾烈な戦いをして一敗地にまみれたソニーBlu-ray Disc(BD)との規格闘争である。経費が掛かるが出来の良いHD-DVDで最後まで頑張りぬき、そして次世代の薄型大画面テレビではSED方式をキヤノンとの共同開発断念等も、戦国時代の、「益無くば退く」大人の対応も出来得る社風に私は非常に好感を持っている。現在のこの東芝の孤軍奮闘の姿を、色んな機器の国内シェアを通して見て頂きたいと思い、エレクトロニクス関係の国内シェアを添付した。東芝を太字にしてある。是非見て頂きたい。
 
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