この震災を機に選挙法の改正を

 この4月1日告示の統一地方選挙で、遊説時間の短縮や遊説カーの使用台数制限を申し合わせたところが殆んどみたいである。私は賛成である。朝早くから夜遅くまで、バカの1つ覚えみたいに、あの甲高いスピーカーで連呼する今の選挙手法は理も無くアホらしいと思っていたので、是非この機に選挙法の改正を提案したい。現行法ではネットの更新も違反らしいが、余りにも時代感覚がズレているのも甚だしい。
 
 調べれば1950年(昭和25年)の制定らしいが、この公職選挙法、少し見てみると、何のことはない、お上の規制規制の羅列である。全てが選挙管理委員会の許可制である。私は例えが悪いが、読んでて戦前のレッドパージを思い起こした。私は共産党は良く解らないが、良く共産党はこの選挙法に最近まで異議を唱え改正の声を挙げなかったのか不思議である。それほど古く現代にはそぐわない。今、現代は全てにおいてデジタル社会である。デジタルが全て良いとは言わないが、良いところは取り入れるべきと私は考える。候補者の選挙手法に「選挙の七つ道具」と言うのがある。つまり
①選挙事務所の標札。
②選挙運動用自動車・船舶表示板。
③選挙運動用拡声機表示板。
④自動車・船舶に乗る運動員の腕章。
⑤街頭演説用標旗。
⑥街頭演説の運動員用腕章。
⑦個人演説会用立札等の表示。
の7つである。
 
 私はこの「選挙の七つ道具」全てを否定はしないが、現代は通信社会である。闇雲に選挙区を全て回り尽くさなければと言う概念は、現世では不必要と考えるし、もう少し通信手段を取り入れてもと思っている。そうすれば、同じ通信手段であっても、切手や葉書代を切り詰める事にもなり、ひいては、議員報酬以外にこの選挙に掛かる選挙費用も節約出来、一石二鳥となるは必定である。それに代わる、テレビで政策を詳しく聞け、尚且つ演説会等を増やせば、直に本人の生の考えも聞けるし、私はいい事尽くめと考える。聞くところによれば、確か小沢さんも私と同じような事を考えていたと聞くに付け、「脱小沢路線」が政治史上の100年の後悔になった感は否めない。