菅総理震災かこつけやり放題

 先日まだ原発が沈静化しない時菅直人首相は、首相官邸で開いた緊急災害対策本部であいさつし、危機的状況が続く福島第1原発について「3号機への放水が進んでいる。同時に電源回復も1、2号機中心に進んできた。まだ危機的状況を脱したところまではいかないが、(それを)脱する光明が見えてきた」との見方を示した。と発言された報道があった。
 これは彼特有の性格からして、確かにこの震災の重大性は実際に認識しつつ、本当には脱する光明が見えてきたのは、底まで落ちた自分の内閣が、この震災によって脱する最後のチャンスと感じたからではないか。
 
 ここまでの首相は。
・仙谷氏を新設の復興相へ調整 政府、3閣僚増を野党提案 。
・政府・民主、「大島理森震災担当相」打診、自民は拒否へ 亀井、仙谷両氏の入閣検討。
・谷垣氏入閣拒否され首相の大連立案、不発 与野党の駆け引き続く。
菅直人首相は24日夕、内閣府に設置された被災者生活支援特別対策本部を初めて訪問し「皆さんの熱気が伝わってくる。日本の危機を乗り越えるため歴史的な仕事をしているというプライドを持って頑張ってほしい」と激励した。 滞在時間は4分だった。
 
 最近の菅直人首相は自身の支持率は前述のように低迷していたが、この震災により前代未聞のプレッシャーがかけられた菅首相は 情緒不安定になり、突然泣き出すこともあるという。そしてそれはその震災後の処置では直後の現地視察から始まった。発明家の飯山一郎氏の記事を引用すれば、国の責任者らしくない下記のようなミスを犯す。
・その“遊覧飛行”の途中で、首相は,福島第一原発に着陸,緊急冷却処理を遅らせた 。
・その日首相は、ヒラリーからの冷却剤提供の申し出を断った。
・米政府の原子炉冷却に関する技術的な支援申し入れも、首相は断ってしまった。
・原子炉の製造元である東芝・日立の意見を、首相は訊こうともしなかった。
・首相は「僕は物凄く原子力に詳しい!」と専門家を自任、誰の意見も訊かなかった。
・首相は、東電を怒鳴りつけて脅しまくり、協調して対処しようとしなかった。
 
 今後心配なのは菅直人首相の頭の病気である。この情緒不安定、またの名新しい疾患名「全般性不安障害」と言うらしい。この病気過度な不安が運動系の緊張や自律神経系の過剰な活動、警戒心の強さなどを引き起こしし、そのために普通の日常生活を送ることが出来なくなる。ここで言う「運動系の緊張」とは、一般的にふるえ、落ち着きのなさ、頭痛などになって現れ、一方、「自律神経系の過剰な活動」は、呼吸が速くなる、発汗、動悸、消化器系の異常などになって現れる。また、「警戒反応」としては、焦燥感や驚きやすさなどがよく見られ、ほとんどの場合、心身症パニック障害うつ病などの他の疾患と合併して起こることが多いと言われているそうな。確かに未曾有大震災、確かに菅首相でなくとも、こう言う状態でプレッシャー掛からない訳は無いが、彼は一国の首相であり、失政を問われ退陣を迫られている身でも、権力欲に長けたお人である。だからこそ我々国民はこのまま続けられる方が本当に恐ろしいのである。
 
 私は今思う。震災直後に、それこそ国を挙げて、挙党してどうして政敵である小沢元党首をこの震災の担当の責任者として指名し、この難局を共有しなかったのか、本当に残念至極である。