菅直人首相は9日午前の衆院復興特別委員会で、自らの進退について「仮設住宅に入った人が生活できるようにすること、がれきの処理、原発(事故)の収束について一定のめどが付くまでは責任を持って仕事をさせてもらいたい」と述べ、8月に目標を置くがれき処理などに道筋を付けるまで政権運営を担う考えを示唆した。自民党の谷公一氏への答弁。
与野党では、6月中の首相退陣が避けられないとの見方が強まっているが、首相の発言はこれを強くけん制したものだ。 との時事通信の報道である。
与野党では、6月中の首相退陣が避けられないとの見方が強まっているが、首相の発言はこれを強くけん制したものだ。 との時事通信の報道である。
菅首相は政治に携わる者(政治家とは言わない)としては見苦しい限りである。普通このような政局に対しては、も少し繊細な頭脳と政局感を持っている者であれば、内閣不信任案が提出され、下手すれば可決的危機を感じたら、その前に野党との交換条件を基に退陣するのが権勢の政治テクニックであり、国民の受益にも叶い政治に携わる者の常識の筈である。それさえも解からず、権力者のタブーである、退陣のニュアンスを仄めかしてからの行動としては、バカとしか言いようが無い。こんなのに国政を任してしまった我々国民は、それこそ一生の不覚であるし、恥ずかしいし情けない。
思うに、この首相なんだかんだ美麗句を並べるが、殆んど守った形跡無し。