菅首相解散のカウントダウンが始まった

 人間ここまで落ちれば怖いもの無し。
 
 あとは、「やぶれかぶれ解散しか残っていない」
 
 時の首相菅直人である。
 
 ここまで落ちても政治人・政治家菅直人としては、いくらやぶれかぶれ解散と言っても何かスローガンがほしい。そこで前々より着々と準備して来た国民受けの、「脱原発」ん!、これで行こう。差し詰め今の首相の気持ちを代弁すればこうなるのではないのか。この菅首相には元々国民に対する公僕たる気持ちはさらさら無い。それは3.11の大震災後の復興手法を見れば明らかである。権力欲は旺盛だが、宰相としての緻密さには欠けるからである。彼が今でも毎日何を考えてるかと言えば、震災避難民の事では無い。毎日如何に政権を持続するか、つまり何時までも政権の椅子に座っていたい、唯1点それだけである。そのためには何でもする。だから、昨日の津村啓介民主党総括副幹事長のBSフジのテレビでの解散ブラフなのである。大した男である。ここまで全てを敵に回しても尚、この執着性、恐ろしいものがある。私はこの13日のブログで繰り返し菅首相は必ず解散すると言って来た。が彼はブラフだけではない、それともう1つの面での覚悟と野心のナチュラリィラストホープだからと思う。権力者だけに許される唯一の目に見える、全世界に訴えられる権力の行使である。これはやりたいと思う。特に菅さんは。もし、この解散をした場合、菅直人本人は国政復帰は無理かも知れないし、民主党も大敗を決する可能性大である。しかし、彼はおかまい無しである。冒頭で記したように、人間ここまで落ちれば怖いもの無し、である。そして宰相をやったから、もう何も失うものも無い。だから出来る事をやるのみである。
 
 退陣勧告は日に日に増すであろう事は織り込み済みである。だからこその最後の「賭け」なのであろう。負けても悔い無し、勝てば長期政権である。