自民党「美人過ぎる市議」擁立失敗?

 自民党大島理森幹事長は30日、「美人すぎる市議」として話題を集めた藤川優里(ゆり)・青森県八戸市議(30)について、参院選比例区への擁立を見送ることを明らかにした。とマスコミ報道あり。彼女は「地方議員として地方の発展のために尽くしたい」として断ったそうだ。要するに彼女の話題性を選挙に利用し党の浮揚性を狙ったが失敗した。
 ここのところの新党と離党者増で、完全に存在感を無くし、この参議院選に党の存亡を賭けた戦いと位置づけ、舛添を失った今、残った浮揚作戦は彼女だけと言ってよかった筈だが、これほどまで自民党が嫌われ足蹴にされようとは、今回の失敗のショックは大きいだろうと思われる。しかし、彼女は賢いし、その断り方もふるってる。「今日は20代最後の日。大好きな八戸の地で政治家として決意を示したい。地方の叫びを一歩一歩でも着実に実現する政治を目指したい。私はずっと大好きな八戸の地で、市民の皆さんと一緒に地べたをはいつくばるような問題を解決していきたい。」とは。巧いものだ。完全に自民党も見くびられた。昔なら、地方の議員にとって、自民党の幹事長がじきじきに来てお願いされれば、それこそ、天下を取って天にも昇る気持ちになり、政治家冥利に尽きたもんだそうだが、今では隔世の感がある。まっ、それだけ自民党の株も落ちたもんだと言う事だろう。