「徒然なるままリハビリ日記」ありがとうX県立R病院

  2度目のこのX県立R病院よ「ありがとう」。
 私は平成22年2月8日入院以来4月27日の退院まで約80日間お世話になった。
 平成19年12月22日小脳出血で発病以来この病院で延べ6回目の入退院である。立派なベテランだ。
 この度自立歩行をすべき目的のため、入院した。が、出来なかった。私の勘違いである。
 私は、前記目的を達成するため、以前入院して成果のあったX県立R病院を選んだ。それは、何故か?、それには後記理由が5つあった。
 1. リハビリが効果的である。(個々の患者のメニューを選択してリハビリ してくれる)
 2. 真剣なリハビリをしてくれる。(おざなりでは無いと言う事)
 3. 入院してて楽しい。(外泊後の帰院が億劫でない事)
 4. 看護師さん達を含めた職員の方々が親切で優しい事。
 5. 施設が広く明るい事。
 こうして選んだ私は何で勘違いしたのであろうか。
 それは、2度目の外泊の時だったから、確か3月27日の土曜日の夕食の時だったと思う。
 いつものように病院での話に花を咲かせながら夕食を食べていた時、妻と息子にこっぴどく叱られた。それまでの私は「病院入院=広義の治療」と考えて居たため、自立歩行出来ない苦しみと、治療方法の不満を述べていた時だった。妻らが言うには、今度の入院はあくまでリハビリが主で治療は従、つまり、小脳出血だから歩行はあくまで筋力退化を防ぐのが目的と言われ、私は始めて勘違いに気付いた。私は今の今迄自分の勘違いに気付かずに来た自分を恥じた。それからの私は自分でも解ったが吹っ切れたように自主歩行訓練に勤しんだ。傍から見るとなんでそんなにと思われる位であったろうと見えた筈だ。お陰で正直歩き過ぎのため疲れたのが本当の気持ちである。
 本当にこの病院にはお世話になった、すべての看護師さんが親切で友達みたいで楽しかったし、主治医の先生も検査結果をリアリタイムで100%開示してくれたし、私には120%満足した病院であった。
 もし誰かが良い病院を探してたら、真っ先に推薦したいと思う。
 再度言う「ありがとうX県立R病院」