自民党総裁選を見て

 自民党の新総裁に谷垣さんが決まった。低調な投票率から見て野党としての総裁選だから仕方ないだろう。それにしても、んっ、なるほどと言う結果に落ち着いたのは自民党としては、穏やかなるランディングを目指したと言う事か。今後民主党と対峙するためベテランから若手までの挙党体制を優先したと言う事だろう。 しかし、そういう時間があるのだろうか。政府民主党は恐らくこの4年間は解散をしないから選挙は無いだろうし、あるとすれば、まず来年の第22回の参議院選と第23回2013年(平成25年)7月28日 任期満了の参議院選挙との同日選だろう。それまでに谷垣新総裁はこの大敗の検証をし、政権を奪い返すべきベテランと若手の融和を図り、政府民主党に代われる陣容を早急に創らねばならない。いままで半世紀以上もどっぷりと浸かった与党ボケを、果たして変えられるかはこれからの新総裁の腕にかかっている。衆議院選の民主党の大勝利より当落予想や当選者名、内閣の顔ぶれ、副大臣政務官の顔ぶれ等、読者にお届けのため議員年鑑等調べてデータを作ってる間に、ここ数年の間良くこんなにも若い人材を集めたものだと私は感服致した。恐らく小沢さんの2大政党制への執念を見た思いだ。と同時に自民党の人材も調べて見たが、真新しさは無くほとんど若い人は世襲が多かったしそれと5~6年前までは役人が多かった。だが、最近の若い役人は自民党に魅力を感じず、ほとんどが民主党を選んでるみたいだ。これも自民党の人材難に拍車をかけてる要素みたいだ。谷垣新総裁はまず初めに若い有望な人材を発掘するため自民党の魅力作りから始めないといけないだろう。そして来るべき4年後を目指し立法府の職員としての質感と、立法能力を植え付けなくてはなら無い。いづれにしても前途は多難だ。